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健康であること

 初台に越してきて4年以上経ったがそういえば、風邪とかけがをしていない。生田でひとり暮らしを始めた頃の20代後半から、30代前半はとにかく病気やけがに悩まされた。自分の中で無理して生きることに美徳を感じていた。舞台の稽古して、夜中は歌舞伎町の伝説のパリジェンヌや渋谷と恵比寿でも朝まで飲食店で働いて、そのまま朝から京王プラザのレストランで働き、昼から日舞を習い、また夕方から稽古・・。こんな生活を5年位続けていた。寝不足と不規則な食生活でとにかく体をいじめまくってしまった。偏頭痛の日々でエキセドリンは常備(直ぐ効くんですこれ)してたし、医者も分からなかった原因不明の病気にもかかった。視力も急激に低下して、レーシックもした。おかげで一番大事にしなきゃいけなかった芝居に時間が掛けれず覇気のない顔してやっていたもんだ。とにかく、悪循環だった。行くとこまで行ったのでいい加減気づいた。自分は何を一番大事にして生きなきゃならないのかと。人間は経験しないとわからないというが正にそのことで、健康が一番という意味もものすごく分かる。病気しない為には、けがしない為にはを常に考えながら、今は生きている。
 苦しんだ時期から学んだ事は『体と会話すること』。体の中には細胞が生きてる訳で、一寸おかしくなれば異変を起こす。それが、ふとした“あれっ”とか”痛い”とか信号を出す。もうその時点で細胞が気をつけろと言ってるのです。僕はその訴えを凄く大事にすることにしました。けがしがちな箇所は、どうしたらけがしないかを考えれば防げるんです。単純です、もっと強くすればいいんです!!足をまあよくけがしてたし、とにかく疲れやすい足だったので、フットマッサージもよく通っていましたが、痛い箇所疲れる箇所と会話をするんです。
 簡単です,柔軟とトレーニング、食生活、睡眠、風呂を大事にすることです。当たり前じゃんと思うかもしれませんが、それを実行するのに一番必要なのは、芯から健康でいられる<心のゆとり>を持つ事かなと。これがないとなかなか実行できないし。それに気づく方法はいっぱいあるけど、僕はいい本をいっぱい読んで気づかされたかな。
 病は気から・・誰が言ったか知らないけど、嘘じゃないです。
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勉強の日々

 突然事務所から、仕事の依頼がきた。3月にTBSのゴールデンでやる『ニッポン大女優伝説』という特番の撮影の話。小津安二郎監督の役である。当初の役者さんが撮影日が変わった為、その人より年下だけど僕の方が似てるからと事務所が白羽の矢をたてた。恥ずかしながらTVで役をもらったのは初めてである。でも、再現ドキュメントなんで、あまり嬉しくはない。緑山へ一人向かい、楽屋へ。再現なので若かりしときの司葉子や吉永小百合を演じるタレントさんと同じ部屋だ。多分本人を知らないだろう子達であろう。広い楽屋で鏡越しに男一人出番まで弁当を頂いて、スタジオついてから渡された意外とあった長台詞をなんども復唱して覚える。待つ事2時間スタジオ外の野外ロケ。スタッフが陣取ってる。現場だ!!。小津監督が悩んでる司葉子に勇気をつけた言葉を言うシーン。初めての現場、やはり緊張した。覚えたはずの台詞が思う様に出てこず、2、3回かけてしまう。でも監督さんがやさしい人だったので、段々慣れてきた頃、もう僕のシーンは終わっていた。うーんこれから実力発揮だったのに・・。現場に慣れなくては!今は我慢。そして、この番組を観てくださいとは言いません。それでも興味ある方は、3月10日にブラウン管の向こうで話してる太平がいますんで、こっそりどうぞ。
 反省しながら、近藤芳正さんのやるワークショップへと向かうのでした。

 

認め合った仲間

 昨日立川に行って劇研時代からの長い付き合いのショウカと呑んだ。彼は頭がいい。人とは違う感覚を持っている。彼が描いて、僕が演じる関係でやっていくと思っていた。実際僕の一人芝居の脚本、演出や、二人で立ち上げた演劇集団透明ライオンの脚本演出、一徳会でやったひとり八つ墓村の脚本演出も彼である。しかも彼は人材派遣会社の社長をしながら手掛けてくれている。どれだけ、頭がいいんだ。昨年今年とジーパンズの公演を忙しい中観にきてくれて、気に入ってくれている。彼が気に入るのは珍しいことなのだ。僕としては観にきてくれたお礼として会いに行くのだが、会うたびに彼に色々ごちそうになってしまう。昨日も3軒廻ったが全部ごちそ0うになってしまった。彼はモテる。でも、僕と同様結婚には縁のなさそうな同士でもある。お互い変わり者なのだ。彼とはこれからも運命を共にする事があると思っている。それだけ特別な人間なのだ。
 プロレスでも先日、全日本の稔選手と新日本の金本選手がタッグで3月6日に後楽園ホールで復活することになり、凄い観に行きたくてしょうがない。2人は新日本プロレスでジュニスタコンビのあだ名で大人気だった。強いし、かっこいいし、さわやかなコンビだった。ある日稔が裏切り敵対してから、そのまま全日本に移籍してしまいもう見れないコンビだと思ってたので、うれしい限りだ。認め合った仲間は離れてても心は通じてるんです。




色褪せない

 ジーパンズ「ひとひらの犯罪」終わりました。なんと切ないことか。今回も前回のジーパンズの時よりも個人的に多くのお客様に観にきていただき有り難い限りです。ジーパンズがおもしろいからきてくれる。これがシンプルな理由でしょう。課題もまた見つかりました。これからも、楽しんでもらえる舞台に立ち続けることが大事。自分の目は腐らせないでいたい。そして、今回の時期がバレンタインにかぶったこともあり、差し入れにチョコをはじめたくさんお菓子やらをいただきました。我が家は今お菓子だらけです。ほんとありがとうございました(肝心の今日は何もないのでさらに)。
 舞台終わった次の今日早速4月の舞台の面接オーディションで、また銀座まで行ってきました。帰りに銀座シネパトスでやっている石井隆監督特集の[GONIN]を観てきた。1996年の作品でもちろんあの時観に行ったし、LDも買ったしDVDも買ったし、何度も観ている大好きな映画。大きなスクリーンで久々に大音響の中で観たいと思い観に行った。お客さんは20人くらいいた。いい映画はやはり劇場でみるべきだと改めて思った。[GONIN]は僕の大好きな映画不動のベスト3に入る映画だ。10年以上経って劇場でみてもその凄さを実感してきた。石井監督の映像のこだわり、ストーリー、音楽が最高。その世界で見事に演じているキャスト陣の豪華さ。まだ観てない人は是非みてください。刺激がたくさんあります。僕はこの映画のパンフデザインをパクって一人芝居のチラシデザインにしたくらい影響をうけました。あの時は鶴見辰吾が悪役をやってたことと話の大胆さに感動したもんです。今回は大画面でみてまた新たな発見もあり、根津甚八さんのほんとすごい色気とモッ君が懸命に演技してるのが伝わることなどいい映画は大画面が似合うという気がしました。
 僕も石井監督の映画にでたいんです。でもかっこいいことは似合わないので味のある役でいつか使ってもらいたい!!!

2011年2月13日という日

 晴れました。くる日が来てしまいました。ジーパンズ「ひとひらの犯罪」楽日です。劇場に入ったらあっというまに今日という日が終わっていることでしょう。だから、今この時間が一番好きです。今回も多くのお客様に観にきていただき感謝感謝です。バレンタインの時期というのもかぶさり、差し入れもたくさんいただいてしまい有り難い限りです。本当にみなさんありがとうございます。
 そして、今日は太平版金田一をうみだしてくれ、いつも僕の支えになってくれ、芝居の幅を拡げてくれているかわいい後輩石井幸一が湯島で挙式をあげます。なんと昨日本人からの電話で知りました。彼女がいた事自体知らなかったし。僕が公演中ということもあり言うタイミングをのがしてたらしく、なんとか挙式前にはとの電話でした。絶対行かなきゃ行けない立場だが、流石に舞台は休めないので落ち着いたら改めてお祝いをすると約束した。石井君がいなかったら今の僕はなかった。農大劇研の離れた後輩で、彼が現役の時に僕とショウカで立ち上げた幻のユニット『透明ライオン』に出てもらったのが出会い。ショウカがあの時から石井君は才能あるよと言っていたが、お世辞なく彼は才能がある。何度も僕が挫折しそうな時に支えてくれたのは彼だった。僕はほんといい後輩に出会えた。これからも(彼の力)が必要だし、彼には早くこの業界で出てきてもらいたい。
 晴れてよかった。石井君おめでとう!!そして、僕は君の幸せを祈りつつ、ジーパンズに行ってきます。

花束をあげる事

 いつからだろうか、部屋に花を飾るのが好きになった。そしたら、街で見かけた花屋は覗くという楽しみになった。奇麗な華やかな花はあまり興味ない。地味でも個性があるのが好きだ。そういう仲間をそろえている花屋を発見するのが趣味になった。昔、日本舞踊を習いに通っていた小田急線の喜多見駅には、稽古場の隣に小さい花屋があり(今もあります)でも狭いスペースに個性的な花達がいっぱいいた。店員さんももの静かな感じなのだが個性的な服装をしていて、覗くのが楽しかった。丁度そのころ、お世話になっている人のイベントがあり、何かお祝いを持って行こうと思ったときに、女性が喜ぶもの・・花がいい!!あの花屋でつくってもらおう!!ということで5000円分の花束をこしらえてもらったら、凄いものをつくってくれたんです。もちろん差し上げた相手も喜んでくれたし、自分も花をあげる楽しさを知りました。それ以来花をあげる習慣がつきました。ドキドキしたのは、一度舞台で共演させてもらった大好きな片桐はいりさんのイベントがタイムズスクエアであったときにお菓子とかわいいひまわりを添えて渡した時は緊張したもんだ。もう忘れてると思うが・・。       
 で、最近は舞台で共演者に初舞台の人がいると、幕あけてからの打ち上げで花を男女問わずあげるのが楽しい。その人たちにとって芝居が人生のどれくらい大事なものになるかは知らんが、成人式みたいなもんかな(僕は行ってないが)と。記憶に残る初舞台になればと思うんです。だから、舞台終わった遅い時間に花屋を探すのがまた楽しい。以前出させてもらった林灰二君主宰オイスケールのときにも一人男の子が初舞台だったので楽日の打ち上げで花をと夜10時過ぎに打ち上げ場所の近くの渋谷と恵比寿で記憶にある花屋を探しまわるが皆閉まってて、流石にあきらめて打ち上げ場所の近くまで来たら思いも寄らなかったとこで花屋がやっていて、自分『持ってるな~』なんて思ったこともある。さて、長々また書いてしまったが、今やっているジーパンズにも実は初舞台の子が3人もいるんです。ジーパンズは「間」と{リアクション」が命といってもいいユニットです。僕も反省の日々です。そんな中で3人は立派にここまでやっております。当然今回も初日打ち上げでそれぞれに花束を渡しました。今回は銀座です。銀座の街で予め22時位までやっている花屋を探しました。銀座って花屋多いんです。幸運にも劇場の近所に22時までやっててお手頃価格でみつくろってくれるという店がありました。3人にとって、何年後かに初舞台を思い出した時、<そういえば花貰ったな~>なんて思い出してくれればいいかな。そんな仲間たちとやってるジーパンズ、”好評”です!!是非是非。

「ひとひらの犯罪」

 ジーパンズ第3回公演「ひとひらの犯罪」初日2日前の今日劇場入りしました。トラブルもなく順調に舞台装置も出来、明日丸1日稽古して初日いい形で迎えられそうです。作演の静馬さんの切ない恋の行き違いやらドタバタがスピーディに巧く絡み合う三谷幸喜ばりのコメディは見応えありです。前回「空から降るほんの小さな愛」でその実力は証明されてます。今回はそのタッチにちょっと怖さが混ざりました。ハラハラドキドキ間違いないです。時間は1時間半くらいであっという間です。
 僕は前回の駄目なおっさんにあぶない系を加えたハードな役で話をかなりかき回してます。観る価値ありです。まだ予約されてない方、他にも行こうとしてる舞台がある方迷わずこちらを観にきてください。楽しめますよ。是非是非!!!!

時間よとまれ

 ジーパンズの稽古も大詰めにきました。アッという間に劇場に入り、気づいたら公演もあと残り数日・・なんて感じで舞台の日々は過ぎ去ってしまう毎回。僕は劇団に入ってないから毎回色んなとこでやらしてもらってるのだが、そうすると当然新しい出会いがあり、1ヶ月位そのメンバーとずっと稽古をする。
 公演が終わればみんなそれぞれの道をまた進む。これは舞台をやっている本人しかわからないのだが、この1ヶ月がとても切なくなるんです。仕事だからと割り切ってしまえばいいのだが、稽古してる毎日は当然のようにみんな集まりその空間を共にしている。公演が終わった次の日からもう会わないのだから、不思議な世界なのだ。今回のジーパンズも面白くなります。みなさんに観ていただきたいものです。
 最近プロレス話してませんが、飽きた訳ではありません。しっかりチェックしてますんでそのうち。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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