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点、点、点

 この前久々に実家へ帰った時の事。駅に着いて本屋に寄ったのだが、何気なく週刊誌を立ち読みしていると、直ぐ横に小学一年生くらいの男の子がやってきて、同じく雑誌を手に取ったのだが明らかに大人向けのモノで裸のおね~さんが写ってる本だ。少年は一目をはばからず、堂々と裸のページを一枚一枚めくっている。未成年は見れないはずの本をこの少年は誰にも邪魔されず見ている。僕は思わず「僕ダメだよ」と言いたくなったが、簡単に見れるとこに置いてる世の中がいけないのであり、この少年は悪くないのでは。僕らの時代は早くて中学ころに目覚め、でも”こっそり”だったのである。たまたま稀にみるマセ餓鬼に僕は出会ったのか、それとも今の時代の少年はここまできてしまったのかはわからないが末恐ろしいものを感じた。できちゃった婚も多いしな~。
 そんな小さな衝撃に会って間もなく、次の衝撃が待っていた。家に帰るのをもったいぶって、台本を読もうとマセ餓鬼がいる本屋の隣のミスドへ入る。商品の前に母親と娘な感じの2人がいて、娘が母親の分もとってあげてる光景でした。と!娘の横顔を見てビックリ!!僕が大学生のころ一年間駅横のマクドナルドで夜中のメンテナンスのバイトをしてた時のマックの店員さんで、朝方掃除を終えたころさわやかに出勤して僕と仲良くしてくれてた女性でした。あの時はほんのり恋心をいだいてた人でしたが、既に向こうは意中の人がいて諦めたのですが、その人をまさかのところで見掛けてしまいました。18年近く経ってても素敵な方でした。決して話しかけはしませんでしたが。もう、結婚したのかな~。
 小さな衝撃を立て続けに喰らって実家に帰り、母ちゃんの有り難い夕飯を食べてゆっくりしたら、初台に帰る時間に。駅まで父ちゃんに車で送ってもらいながら、最後にまた衝撃が待ってました。父ちゃんは運転しながら「この前交差点でお年寄りをひきそうになったよ。」と洩らし自分の不注意をつぶやいていたが、僕が「もう歳だからにぶってくるでしょ」と言うと、「今年で運転やめて、来年は免許返上しようかな~」!!!!そこまできたか~。なんとも寂しさを感じてしまいました。確かに両親はいい歳である。こうなったら、僕が運転するしかない。姉ちゃんも運転するが、僕がしっかりしなきゃいかん時がきたと痛感させられた衝撃を最後に喰らい、誰も待っていない初台のアパートに帰ったのでした・・・。
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在りのまま

 一徳会『悪霊島』の稽古始まってます。今回は野外劇です。野外でやる事は事情があって、ついこの前決まったことで先はまだまだ見えません。ただ、やるからには話題性を高めたい。ここまで続いてきた金田一耕助シリーズも主宰の石井君の実家がある千葉新鎌ケ谷での公演ということで、東京でコツコツやってきた自分の舞台を観に来ていただいてたお客さんが果たして足を運んでくれるのかが不安ですが、敢えて東京を離れてやるくらいの”凄い舞台”ということですからありきたりの舞台に見飽きてる方々、是非期待してください!!と断言しときます。
 野外でやる舞台は、富山県利賀村という山奥のゲレンデでブルーシート敷き詰め、ローションぬるぬる、傾斜を利用して”すべって””のぼって”、寒さと闘い、しかも裸、・・こんな舞台みたことないと言わしめた芝居を、これまた一徳会のメンバーでやり、賞まで戴いちゃったのを一度経験してます。ま、単純に声が出てないと迫力でないなということで、今回は稽古して家に帰ってから、夜中のマラソンもしてます。一徳会は体力使うのでとにかく体は鍛えとかないと様にならないのです。ただでさえ、僕は様にならないので尚更です。肉体の使い方がまた特殊なんですが・・。マラソンは独り暮らししてからずっとコンスタントにやってきてるんで抵抗ないんですが、ここ二年前くらいから走ってる途中で左膝が痛くなり走れなくなる傾向で悩んでました。う~ん歳なのか?で、先日ひざ痛を治す本とか購入しだした矢先、この頃は全く痛みがこないのです。本は読んだけど実践してないので、そのおかげではないと言い切れます。多分、コンスタントなマラソン日和をもっとコンスタントにした最近ということが考えられる訳で。じゃあ、運動不足だったのかというとそうも言いたくないが。まだまだ体の事はわかりません。
 とりあえず、今は膝調子いいんです!!!

役立て方

 大学時代に英検2級を獲得してから早10年以上経つが、履歴書・プロフィールに絶対明記してても何も得した記憶がない。むしろ、海外旅行やバイト先の外人さんのお客と実際話した時の”経験”が今の自分の英語力というか英会話の自信になっている。習うより慣れろに納得。決して、アメリカ人の早口には何を言ってるかわからない。だから、『プリーズ!スピークスローリー』と乞い願うだろう。しかし、基本外人さんと話すのは好きだ。金さえあれば、独りどこの国でも行く勇気があるし、どうなってもいいとも思っている・・ちょっとそれた。オーストラリアにバンジィーやりたくなり迷う事なく独り旅してきたこともある。
 資格には様々なものがあるが、本当につきつめていけば自分に役立つものがあるのだろう。「英検2級」持ってるよと人に言ってもへ~だから何?みたいなもんである。もう少し「英検2級」よ、頼むから何か役立ってくれ。肩書き=自慢・・疑問だ。実は英検2級を獲ったとき、調子にのってもっと国際的に役立つと言われていた国連英検を狙った時があった。手応えとしてはあと一歩な感じだった敗北でしたが。ま、世界に出て何か役に立ちたいと漠然とした考えを抱いていた時期もあった。舞台で英語を使う機会があまりないのも残念だ。太平は客観的に運動神経はなさげに見られているし、バカにみられてる(基本当たっている)など本当はそうでないことばかりなので、もっともっと自分の才能を発揮できる場を自らプロデュースすることを真剣に考えないと、俺って『損』な人と心の中でつぶやき続けなければならない。それは、ヤダ!!!

よみもの

 僕はあまり本を読まないイメージがあるみたい(損な印象)なのですが、読んでますよ~。今おすすめしたいのは2冊。1冊目は小説で吉村昭氏『高熱隧道』(新潮文庫)。山岳雑誌PEAKSに黒部渓谷の記事がでていて、まず歩きたいと思ったのだが、黒部を知るならという事でこの小説をとりあげていたので、早速購入して読みました。読み終えて、壮快というか人間と自然の闘いをここまで熱く読み応えのある文章で描けるのかと感動した。実録もので、昭和初期の難区間のトンネル工事が題材なのだが、たくさんの死者をだしてでもトンネルを掘り続ける、掘り続けねばならない男たちのドラマが作者のリアルな描写で引き込まれてしまう。今ある黒部の経緯を知れた感じで、より一層いつか歩いてみたくなった。
 2冊目は今でている『婦人公論』。すいません、立ち読みで済ましてしまいましたが。インタビュー記事で女優白石加代子さんの去年亡くなられた母親が認知症になったときの事、タレントYOUさんの考え方を読んで心に響くものがありました。どちらも、魅力的な方なので思わず記事を探してしまいましたが、普段は絶対手に取らない雑誌です。でも、男の僕が読んでも恥ずかしくない内容でした。むしろ、読まないと勿体ないです。この記事だけ切り抜いてとっておきたいとも思いました。どこまで真実かわからないけど、色々悩んでる時にはいい話に出会うのが一番かも。

目につくのは

 今年初の高尾山トレ行ってきました。走れました。昨日古着屋で購入した黄色のアウトドアリュックを早速背負って走ってきました。雪がまだ積もってて場所によってはまだ積もりたてのふわふわでした。頂上に着くと人は誰もいません。時期が時期にしても、あの高尾山かと思うほどの寂しさ。たまに見掛けるのは若いカップルばかり。こんな寒い時に山に来るのだから、まあ許そう。頂上から今日は富士山はみえませんでした。でも、風の音を堪能してきました。僕には全く仲間と(特に女子と)山に来るという感覚はないようです。一緒に行けば行ったで楽しめるんだろうが・・。なんかたまに登山に来ている外人さんを発見すると嬉しくなる。「お、日本の山にわざわざ登り来るとは乙な外人さんだ」と。今日もケーブルカーに乗り込む男性グループを見掛けて思わず立ち止まって、彼らの楽しみ具合を見ていた。なにはともあれ、今年の運も山の神にお祈りして、高尾山トレスタートできました。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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