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やってないこと

 ジーパンズ・デニム公演「さらば、愛しの映画ホテル」順調に稽古進んでます。めちゃくちゃ汗かいてます。忙しいです。どんどんお客さん来ていただいておもしろい作品とはこういうもんだと実感してもらいたいです。 
 今回の出演者の半分以上が二十代なもんで色々刺激とかギャップを感じさせられたりしてるんですが、自分がおっさんの域にきてる今、舞台に夢中になって過ごして来た二十代、三十代。で、もう四十になってしまう来年。やり残して来た事ってあるのかな〜なんて考えたりしちゃって・・。わかりやすいのは、TDLには大学生の時に仲間と行ったっきり行ってないな〜とか。当然、SEAなんて見た事無い。興味なかったからいいといえばいいが、周りからしたら”え〜〜”みたいな目でみられたりするほどかわいそうな人扱いをされたりする。でも、それより、芝居の世界で生きること、どうしたら業界に入っていけるかを考えてたら、どうでもいいことなんですよね、そういうの。芝居のこやしで海外旅行に行ったり、習い事したり、風俗行ったり、いろんなバイトしたりとそういうことに動きまわってた。行動力は皆さんが思ってるより全然あるんです!でも、やっぱり一人で生きて来てると友人に誘われない限り、情報も自分で探さんとだし好奇心とか趣味が多くないと楽しいのに知らないことってまだまだあるんだろうなって。
 求めるときりがないからあれだけど、別に自分が世間一般の楽しみをやれてなくても僕自身は何も恥じてない。小さい時から人と同じ事をやるのが嫌いでいつも一人で動いてたから今があり、なんの焦りとかない。恋愛がついて来ないことが大問題といえばそうなのだが、俳優で充実した人生をおくれることが第一に思ってるからしょうがないね。
 ただ親孝行だけはなんとしてもしたいのだが・・・。
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"でくわす力”

 自分で言うのもなんだが密かな才能としてとにかく出掛けると、思いがけない人とか前の日にメールしてた人とか偶然に会う率が高い。このところは頻繁なくらいで知り合いにでくわす。そのでくわす人からいい具合にパワーをもらえるから、ただの知り合いでなく、貴重な人達に出会う事が多いのだ。僕はこの力を”でくわす力”と名付ける。いろいろ自己啓発本で「〜力」という類いの本がでてるし、僕も随分お世話になったがそういう一種である。
 まあ、神懸かり的な”でくわし”がこのところ続いてるのだが、分析するに僕がすれ違う人をきょろきょろ良く見てることと、小さい時から周囲の虫やらなんやらを発見するのが得意だったことが考えられる。見えないアンテナがあるのかも。向こうが発見してくることももちろんある。この”でくわす力”はもっと奥深いので追々論じたい。
 今日も思いがけない人に会った。舞台の小道具を買いに下北沢にひょいと行ったら、前方から知った顔が!そう、彼は今話題の『下北沢カレ〜フェスティバル』と題して下北沢にあるカレー屋さん40店と共同して、一生に一度毎日カレーを食べる1週間のお祭りを主催している祝君である。昔仲間の劇団の裏方を手伝った者同士で彼も役者だったが、ここ最近は下北沢絡みの町内を巻き込んでの催しを企画したりしてるプロデューサーになっている。あのテリー伊藤とも対談したりして勢いにのっている。その彼が自転車とマイクで町内を宣伝で廻ってるところにでくわした。横にはカレーまんというコスプレしたイメージキャラを帯同させて。会えたことは勿論嬉しかったが、彼が今やっている企画の『一生に一度、毎日カレーを食べる一週間』という企画・・チラシには毎日イベント盛りだくさん。素晴らしい!!彼は今を生きている。『一生に一度』が妙に説得力のある彼の企画だ。こうして僕も力をもらえたのである。
 ”でくわす力”は人からパワーをもらえる思い掛けない力。でも、女子との””いい出会い””がないのが、まだ覚醒してないところ。

そういえば

 突然目が覚めた。ふいに音楽を聞きたくなり、iPodをスタート。大好きな曲を聞いてくうちに、大事なことを思い出して行く。そして、平井堅の「瞳をとじて」を聞き出したら”あれっ”と。これが主題歌になり当時僕も観に行き泣きそうになった行定勲監督「世界の中心で愛をさけぶ」に知り合いの俳優さんがおいしい役で出演していて、なんかうれしくてすぐ本人にメールしたのを思い出しました。あんないい映画に出演できうらやましいな〜なんて思って憧れてた行定監督の作品。あれからもう随分経った今年、僕はひょんなことから監督の来年春公開新作「つやのよる」に台詞つきで出演させてもらったのです。役をもらえたのもよくいう運がよかったというやつなんですが、自主映画は何本かやってきましたが大きな映画に出演すること自体初めてだったのに、それがあの大好きな映画の監督さんでしかも台詞までもらえちゃったんですから、続けてやってきたことの結果でもあるけど、まさか行定監督とは・・。自分にしかわからない感動が今込み上げてきました。あとは、作品で自分の顔が映ってることを願うばかりです。答えは来年春に。
 まだまだ念うことが湧き上がってるんですが、それは心の中で燃上がらしときます。そういえば、日中関係どうのこうのになってから、中国語覚えてなかった・・始めるべきかな〜?

僕の師匠は偉大なダンサー

 今度のジーパンズは今まで以上に面白い作品になりますよ。で、僕は舞台ばかりやってきましたが、元々一人芝居がやりたかったのですが、大学卒業して人前で初めてお金いただいてやった芝居が「HITORI」という一人芝居でした。何度もブログでも言ってますが、松本敬治さんとの出会いが全てでした。俳優さんではありません。ダンスインストラクターです。僕のひとつ年上でしたが、超越してました。一人芝居も彼がプロデュースしてくれました。僕に俳優さんの師匠はいません。松本さんが全てでした。あの人が居たから、あの人のおかげで周りを気にせず真っ直ぐがむしゃらに生きてこれました。別に、俳優だからとか関係ないんです。人間として魅力のある方と出会えたことが、今の僕があるんです。
 でも、松本さんはずっと前にこの世を去りました。絶対に忘れたくありません。なんか、おかしいです。みんなが幸せになる権利があるとしても、やっぱり不公平ですよ。この業界でいったらなんであの人があんな楽しんでるんだと言いたくなるひとは絶対います。人間である限りいつかは死にます。命ある限り、まだまだ生きなきゃいけなかった人のぶんまで生きて不公平をくつがえさなければ、なんもないでしょ。

まだ・・・

 ジーパンズ・デニム公演「さらば、愛しき映画ホテル」の本番まで一ヶ月きりました。今回はダブルキャストなので、色々これから未知のゾーンへ突入するんでしょうか。僕がやらせてもらうホテルのマネージャーはどちらにもでます。まあ〜とにかく忙しい役なんで集中力を維持することを肝に銘じてます。今回の僕の体にはまだテーマ曲が流れてません。まだまだ本気モードになってないのかな・・。そんな筈は無いんですが。
 ちょっと疲れて来てるのか、家に帰って飯を作るのが面倒な気持ちで、外食でガッツリといこうと思ったけど、結局スーパで買い物して家で軽くつくりました。一寸淋しくなりました。この歳になってもまだ独りか。
 芝居するごとにいろんな人間を演じるわけで心も身振りも変えるようにして、終わればまた自分に戻り、またその繰り返し。心がどっかでパンクしたりするのかな〜。そんなときに誰にも理解してもらえないのが辛いかな。俳優業って冷静な立場にたってしまったらできない特殊な世界だと思う。でも、僕なんかまだその世界にもどっぷりつかっていない。バイトしてる時は気分転換になればいいが、考え方も生き方も違う別の世界の人達と接して自分を消されないようにだけは気をつけてきたけど、この生活パターンもすぐにでも変えたい。
 もう一日一日が大事だとつくづく感じている。死んだら、その場だけ同情されて忘れられて行く。そんなもんだろう人なんて・・。生きてるうちに自分の思ったことをどれだけできるか、辛いのも楽しいのも自分のことは自分しかわからないんだから。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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