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ある意味サバイバル

 いい加減気が狂った方がマシなのではと思った。というのは、もうすぐ13年経つ一人暮らしで、食事の献立とでもいうのか自分の食べるものを考えるのが疲れた。僕も世間でいう大人の部類だ、家に帰れば食事が用意されて待っている生活があっていいはずなのに、一度も経験したことがない。一時期タクマが部屋で待ってる時期はあったが、逆に疲れただけだ。毎日、今日は何食べようと考えるのがアホらしくなる。料理するのは好きだが、ひとりでつくる日々にも限界がある。外食も行くとこは限られるし・・。
 この頃は一日一食だ。普段も一日二食なもんだ。食べるということにあまり欲はないのも昔からなんで、食欲むきだしの人達みるとうらやましくなる。食べれば、活き活きして生活も良好なんだろう。健康的な食生活・・ひとりでやってくのは無理だわ、今更だけど。
 体悪くするから食べないとダメだし、疲れてくるよいい加減。でも、全く体壊さないでここ数年きてるのは、気持ちはタルんでないということ。もっともっと、ストイックになっちゃうよ。
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考えて考えて

 最終的には初心に帰れればいいのかな。なんだいきなり最終的って。すごい脳が活発に働いてる時の感情を大事にしたい。今、辿り着いてる生き方の姿勢として、『覚悟』と『真剣』の2つ。
 こんな僕でも人から”オーラ出てる”と言われた時期が二度あるのだが、両時期ともひとり芝居やった時だったなと。初めて下北沢でHITORIやったすぐあとに芝居仲間から言われたのと、ひとり八つ墓村の稽古してる時期にバイト先のある女性に言われた二回。
 戦ってたんだろうな。オーラ出せるのなら常に出してたい。ということは戦ってればいいんだ、常に。そういう境地に追いやってなければダメなんだ。大学時代に芝居で生きて行くと決めた覚悟と本物の役者になるには真剣に生きなければならない。『覚悟』と『真剣』だ。もう人のご機嫌とってヘラヘラするのやめようと思う。
 今年中にHITORI4を実現させる、なにがなんでも。いつでも死んでいいという気持ちで生きたい。
 守るもんないから。今の全てを肯定したい。平和なんていつまで続くかわからないし。
 ノート1冊に熱い事昨日から書き出したら、もう使い切ってしまう勢いで綴ってます。いずれ、ともに”また”一緒に戦いたい人に読んでもらいたいために・・。もう一度オーラ出します。

止まらない

 いつからこんなになってしまったのか・・いやいい意味でと言いたい。人に”あげたい”という気持ちが躊躇無く僕の少ない財布の中味を忙しくしている。昨日は巨匠杉本一文氏が出展している「夏目漱石の宇宙」という版画展を観にってきたのですが、当然いつものように杉本さんが大好きな焼酎を差し入れて来た。残念ながら本人はいらしておらず、作品だけじっくり観賞してきました。
 そして、今日はバイト先の仲間で人気劇団Kの団員(今は休団中)のB氏に今年めでたく長女が誕生したので、出産祝いを渡して来た。花屋に行きいつものように素敵な花をみつくろってもらい添えた。先日の公演中にも2件知り合いの結婚、出産祝いを渡した時と、初舞台の出演者の為にと劇場近くの行きつけになってしまった店員が親切な花屋に何度通ったことか。誰かに止めてもらったほうがいいのではというくらい、人に”あげている”。前回のブログで友達は少なくていいといったはずなのに矛盾してるような行動だ。
 自分を弁護すると、これでも渡したいと素直に思ってしまうだけなのだ。特に花を渡すという行為が大好きだからしょうがない。今更である。もう10年も前にその気持ちは芽生えていたのだから。一徳会で初めて金田一耕助を演じた時、今後も金田一を続ける自信をくれた方がいるのですが、その方は名古屋から自発的に観に来てくださった大の金田一ファンでホームページも持っていらっしゃった版画家のノンさんという方です。
 彼女が東京で横溝正史氏の息子さんとあるイベントに参加するというので、彼女に花を差し上げたいと思ったのが事の始まり。当時通っていた日舞の稽古場の隣に珍しい植物をいっぱい置いてる花屋があり、そこで5000円の花をみつくろってもらったら、すごい個性的で豪華な贈り物を完成させてくれました。僕自身も楽しめたし、ノンさんも大喜びしてくれたし人に花をあげる快感を覚えた瞬間だったのかな。だから、花屋をみかけると、思わず覗き込んでしまいます。
 僕の性格でもあるんですが、これ!と思ったらお金は惜しまず収集したり、投資するのめり込みやすいす性格なんです。お宅に近い境地を僕も備えているんだと思います。人を喜ばせることに快感になっているんでしょう。ただ、僕は芝居で人を喜ばすことが仕事なはず。なんか、方向というかそこでそんなに気使い過ぎな感もします。でも、誰も止めてくれる人がいない。自分でコントロールするしかないんですよね・・。出来る事なら、ひとりの女性限定でお金を懸けたい・・のに。誰よりも強く思っている・・のに。ここまできてしまった・・のである。

今の仲間

 ジーパンズ『飛ぶ金魚』大入りで無事終幕いたしました。いい作品でした。今回もカメラマンの福井さん、ビデオ撮影に中塚氏と、前から知ってたけど偶然中塚氏が手伝いで呼んでくれた山下総合病院というユニットでやってる俳優の宮崎陽介氏にも来ていただいちゃいました。有り難い限り。舞台監督さんや美術さんもみんな馴染みの方々。装置も評判良かったし、スタッフさんあっての作品です。
 いつからかビールは2杯までしか飲めなくなりました。それ以上だと次の日頭痛になります。あれだけビール党だったのにこの歳でもう限界を作らねばならなくなったのは想定外でした。弱くなったというしかないのか・・。打ち上げも2次会途中で帰りました。満足度というか達成感というか安心出来ない自分がずっといます。常に心の中にはライバルや先輩のことがあるから、通過点でしかないのです。今日は今日で楽しめばいいのだが、やっぱり現状に満足できてないんです。
 ジーパンズというか作・演の静馬さんとは最近一番お世話になってる方です。芝居の微妙な”間”というのを静馬さんの作品に出演させてもらってから、日々学んで公演中に気づかされて凄い為になってます。今回もお客様の反応をみて、違うなと思ったとこを微妙に変えてみたら好反応が来て、なるほどなと実感できた。毎回勉強になってます。ライバル達より先を行きたい!!それだけ。満足感って人に話したら贅沢だとか高望みだとか言われる。それって、つまらない常識の中で生きてる人達の戯言なんですよね。生きて死ぬまでに何します?いつか死ぬんです、決まりきった考えで生きてる人達につかまらないように気をつけないと損しますよ。
 悲しみとかだれでも遭遇するんです、時期が早いか遅いかだけ。自分にドラマをつくって生きた方がいいに決まってる。ひとりで考える時間が多い分、価値を生み出そうとしてるんだ、自分を大切に自分の道を進め、大切な人には愛を持て。友達はたくさんいた方がいいと言われたけど、あれって間違いだ。いろんな人と知り合いで会う事は大事、だけどそこから本当に一緒にいたい仲間を見極めないと、むだな雑談ばかりの無駄な集まりで時間をつぶす日々を送ることになる。それより深い話の出来る人間と長くいることをしたい。だとしたら、少ない友達を大事にする人生を望む。 

圧倒する為に

 ジーパンズ『飛ぶ金魚』好評です。そして、明日楽日・・。観に来ていただいた皆様、本当に有り難うございます。そして、そのお客様のコメントをまだ観に来ていただいてないお客様方に見ていただきたいです。
 楽日の明日、普通の日の昼というのもありますが、まだ席に余裕があるのです。正直、自分のお客様もいらしてもらいますが、満席という”いいイメージ”で終わりたいのは当然でして。間違いなくジーパンズはいい作品です、トータル的にも。面白いのに・・で終わる劇団にはなりたくないし、自分が出てる限り”他とは違う”という自信もあります(かなり強気)。今日は昼だけでしたので、お世話になってるカメラマンの福井さんに御礼をして帰りかけましたが、悪あがきをすべきだと思い銀座に近い上智大に行き宣伝を試みるも演劇部の部室らしきものを発見できず、たくさんの生徒さんが通り過ぎるのを見送るだけの無力な自分がいました。というのも、配るならいっぱい持ってたほうがカッコつくのに、チラシを6枚しか持って来ておりませんでした(言い訳?)。
 お客様をいっぱい呼ぶって改めてどうしたらいいのか楽日を前にして考えてしまいました。
 満足なんてしたくない、クォリティ高いのに、ただの劇団の公演で終わらせたくない!!出演者それぞれの思惑は違うでしょう、それはしょうがない。楽日という明日も終わるであろうし、素晴らしい舞台装置をバラして、打ち上げをするであろうし、またそれぞれ旅立つ・・でも僕は”良かったね”で終わる気はない。更に次を考え行動して行かねば、それだけである。なんでもそうだけど、常識で生きてたらそのまま終わる。楽日は”楽日”で終わらせない。

静かな時間

 ジーパンズ公演『飛ぶ金魚』もうひとつのバージョンから始まりました。どうだったんでしょう・・・。明日初日。今日は急に必要になった小道具を取りに実家へ帰ったり、銀座に出てもうひとつのバージョンの本番前のゲネプロをみたり、いつものとおり撮影にきて頂いた福井さんに御礼してたりでうろうろしてました。
 家に帰ると静かです。台本を読み直しにオペラシティへコーヒーを飲みに出掛けて、家に帰るとまた静かです。明日のことを考えると、殺気だってきます。初日が開けてみないとわかりません。自分だけの問題ではないですから。生身のものですからアクシデントが起きた時のことも想定しておかねばなりません。有り難い事にここまで充分稽古期間もあり、明日ゲネがあります。そこで完璧にやろうと考えるより、最後に”膿み”をだしとくつもりで自由にやれたらなと思います。
 天気が悪く洗濯ものがたまってしまい、今日銀座でついでに下着を購入してきました。気がつくと今使ってるパンツはほとんど母ちゃんが地道に差し入れてくれてたもので、パンツを買うのは何年ぶりだろ・・その母ちゃんは明日退院します。さっき、父ちゃんから聞いたら本人はもう病院住まいを覚悟してたらしい・・・。知らない間に当たり前だと思ってたことがしてもらえなくなってた現実。現実・現実・現実・・。まだまだ元気でいてもらわねば困りますよ、お父様お母様。だって、お二人にとっては僕はまだまだ子供ですから。
 静かです。明日から「楽しく戦います」。そして、家に帰っても静かな時間から温かい時間がある日がくることを一日も早く実現させたい。先はどうでもいい、今だけ見てますから!!

神の水

 公演前の最後の休みを利用して高尾山に湧き水を頂戴しに行ってきました。母ちゃんの為なんです。以前高尾山病院の奥の登山道入り口のところにお地蔵さんがいらっしゃるんだけど、そこからチョロチョロと出てる水をペットボトルに入れて持って帰り、母ちゃんにあげたら喜んでくれたのでまた頂きに夕方出掛けました。2リットルのペット2本持って。一本は行きに市販の水を買って行ったのでまだ入ったままでした。
 まさかとは思ったけど、湧き水のとこへ行くと、チョロチョロもしていず全く出ていませんでした。ここで帰るわけにもいきません。きれいな水を買って行って高尾山の水だと嘘つくかとも考えたが、山道のどっかの湧き水か川の水か何かしら探そうと6号路を入った。すぐ登れば琵琶滝があったからそこでなんかあるかもと期待を抱いて現地に行くと、横を流れてる川にホースつたいにきれいな水っぽいのがジャージャー出ている。しかし、そこに行くには足場のない急斜面を降りて行かねばならない。元山岳部としてたいしたことはない・・だろうと琵琶滝の向かいに建ってるひと気のなくなった寄り合い所の脇の崖みちを通り裏口にでる。崖下をみると降りれそうな足場がない。無理だ・・あきらめかけたときその裏口に水場があり、ホースから超チョロチョロ水がでていた。持ってきた市販の水とその水の味を比べるとホースの水の方が明らかに柔らかい。ので、ペットボトルにいれだすが2リットル満たすのに、超のつくチョロチョロなんで気が遠くなる遅さだ。と、思いかけた時、そのホースをずっと受けいれていた目の前の大きな洗面器に水が満杯に入っていることに気がついた。人が来た形跡もないから綺麗だし、お玉も置いてあるから普通に飲んでる水であろう。軽く2リットルが2本入る水が貯まってたのであっという間に頂戴して山道を降りてきた。当分見舞えないから、今日渡せといて一安心。
 一度は諦めかけたけど、こうして思わぬ形でお水を頂戴させてもらい、母ちゃんもいい水飲んで少しでも快方に向かう力にきっとなるだろう。

追い求めるけど求めない

 今回のジーパンズはダブルキャスト版なので、稽古も交代の一日おきとかでモチベーションの維持が難しいです。劇場入り1週間前になりやっとおしりに火がついて来た感じです。おかげさまで日曜日の公演が既にチケット売れ切れまして、逆にこれから日曜日に来ようとしている方がいたら申し訳ない限りです。
 超訳吉田松陰/覚悟の磨き方という本を読みました。かなり刺激頂きました。その中でも”信じて疑わない”「私は人を疑い続けて、うまくやるよりも、人を信じ続けて、馬鹿を見る男になりたい。」・・こころあたりがあります。確かにそうだなと。以前バイトしてたとこにいた社員さんでバイタリティーに溢れたGさんとの出会いはまさにそれでした。まあ〜濃密というか振り回され、振り回した関係とでもいうか。仕事への取り組み方、人との関わり方などおおいに教育されました。30過ぎてたけどよく殴られましたし。一緒にいるとそれが正しいか正しくないかよりGさんが言う事だから”やっとこう”となり振り返ると馬鹿をみたなと。でもあのときはGさんを信じて自分もよかれと思ってやってたからなんの躊躇もなく夢中でした。傷つくより気持ちいいというやつです。
 結果的にGさんはみんなの前から消えて連絡もとれず、今はどこで何してるのかは知りません。そういう人なのです。今の初台に引っ越すきっかけもGさんの「都心に出て勝負しないとダメだ!」と言われて出て来たんですけど、今考えるとバイト先があった渋谷に僕をすぐ呼びだせるからだったのかなとか考えたりもしますが。他にも色々。もうGさんに会うことはないのかな〜。
 さて、今週の週刊ポストに先日お亡くなりになった俳優夏八木勲さんのインタビュー記事が載ってました。俳優なら読んどいて損は無い事書いてあります。当然購入しました。夏八木さんも尊敬する俳優さんでした。お亡くなりになられるちょっと前に『黄金の犬』という主演されてた映画をみたばかりでした。お亡くなりになられても僕は目指さしていただきます。
 僕のひとり芝居HITORIシリーズが25歳で松本さんによって実現させてもらい、翌年HITORI2、そして2000年、会場をおさえチラシも刷ってたのに実現できなかった野呂淘汰脚本演出のHITORI3・・・あれから13年経った今年、HITORI4実現に向かい進んでます・・・・
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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