fc2ブログ

なんのため

 メガロザの稽古始まりました。ほとんど20代前半の出演者。主宰より歳上の最年長としての出演。なぜ、今更のメガロザなのか。僕には失うものが無いから、この時期にきて、いやこの時期だからこそ自分を壊そうと思います。なぜ、ここまで生真面目にバイトもしてるのか、表現者に生真面目なんかでつぶされてほんとの自分を見失うことほどアホらしいもんないですよね。才能ある人達に出会っていながら、運命をともにするという幸せをことごとく逃してきたなという悔しさが込み上げてきます。煮え切らない自分。だからってマイナス思考になるんでなく、悔しさをパワーにもう少し頑張ってみます。
 ずっと追いかけるはずだった松本さんは早々と僕の前からいなくなりました。心の中でずっと一緒に戦ってくれると思ってやって来てても、自分の都合でしかないわけで結局は自分との戦いなんですよね。40歳になる記念日に公演場所の下北沢OFFOFFシアターに劇場入りします。金も知名度も、愛する人もいないけど、ただの俳優でない、一流の俳優がそこにいることを証明することになるとおもいます。
 僕には覚悟があるから。。。
スポンサーサイト



”kanie”さんが全て

 突然ですが、9月にメガロザという劇団にでることになりました。主宰の目黒氏とは“フラクタル”で共演してから長いのですが、まさか今になって、彼の劇団に出演することになるとは・・。全く関わってなかったのに、2年位前から、出演依頼をいただくようになって、今回悩みに悩んで決断しました。今はそれだけお伝えしときます。なんか、色々な意味で凄くなりそうです。
 昨日、母ちゃんの体調を見に実家へ帰りました。薬のおかげで春先の状態が嘘のようにかなり元気になってました。まだまだ安心はできませんが。そんな中で帰りがけにふとテーブルを見ると父ちゃんがもらってきてたJR東日本のフリーペーパーが置いてあったのですが、なんと表紙が蟹江敬三さんだったのです!蟹江さんのインタビュー記事が一面だったのです!!父ちゃんに感謝してもしきれないほどの有り難い記事でした。蟹江さんの記事はなかなかないので、蟹江さんの写真といい事言ってるそのフリーペーパーは即持って帰ってきました。宝物です。なんとなく昨日実家に帰って良かった。昨日でなければもう出会えてなかったでしょう。やはり、僕には蟹江さんしかないんです!!!今度のメガロザはたぶん蟹江さんに向けて演じることになると思います。縁を感じるんです、はい。ジョニーデップが今日本に来てますが、昨日会見で『周りは無視してる』と言ってました。自分の道を貫くには雑音に邪魔されたら終わりだからでしょう。僕も、やはり蟹江さんが大好きだし、一緒に演じれることが”最大の夢”なんで、まわりがなんと言おうがどうすれば夢は叶うか、蟹江さんだけを考えて行きます、改めて。『どこかで誰かが、俳優としての僕の資質を見ていてくれたんでしょうね。必ず誰かが、見ていてくれる。そう信じることって、大事ですよね。』蟹江さんより。
 このブログを打っているパソコンの目の上には、99年5月31日に「絶対零度」の公演終わった直後に蟹江さんからいただいたサインがしっかりと飾られております。。。。

素晴らしい

 『鬼の右腕』さんのライブに行ってきました。ずっと連絡してなかったボッチンからいきなり前日の宣伝があったので。そして、ライブ中、ボッチンが”大きな右手を持った鬼”と化して登場してきた。なるほどな、製作に全てを注いでたわけだ!と。名物キャラの誕生の瞬間を目撃してきた。改めてボッチンの才能に惚れ惚れした。そして、そんなボッチンが惚れているからこその『鬼の右腕』さんも大好きだ。あとは、生でみなさんに見てもらえればいいのだが、ボッチンの紹介で見に行き始め、数名しかいないお客さんの中でやってた彼女らを応援し続けてたら、いつの間にかボッチンも彼女達の”右腕”となって目の前にいました。自分も参加したかった歯痒さもあるけどそれはさておき、「人間は人の為に生きる事が全てなんだな」と”鬼”と化してたボッチンから思い知らされました。自分が自分がという生き方は何もない。誰かの為に夢中で生きることが出来てる時その人は”生きている”のだ。自分は自分を磨く為だけを考えて・・。
 今、ある人から次の舞台のオファーをいただいてるとこなのだが、どうしても決断できません。世の中からしたらほんとにほんとに小さな悩みですが、「自分のこと」と「人の為」のふたつの考えが長期戦のバトルを展開中なんです。自分で決めなきゃいけないんですが、誰にも相談にのってもらえずここまで自分で決めてきた人生。甘えたい時に甘えられないのって辛いですね。だからこそ、そういう相手がいる方々には負けたくないというパワーが僕を作ってきたのですが。絶対的な力が欲しい、はったりでもいいから。

負けん気

 今日は久々バイト先にどっぷり?。昼にぱっとやって終わりのはずでしたが、夜の人が足りてないと事務所になきを入れられ一度帰って夕方再出勤しました。弱いです、自分。早くあげてもらいラッキー。
 そこで今日一日を終わらせません。そこからが勝負。この熱い夜にマラソンです。いつものトレイルランシューズでなく、新倉さんにいただいたコンバースのローカットで。足に振動が来ないので軽快に走れました。最後の山手通りの長い昇りにさしかかったとこと、ラストの直線で前方に男性ランナーをそれぞれ発見して、標的にすると、難なく追い抜き去ってきました。勝負事になると気持ちが戦闘モードになる体質ですんで。意外とマラソン大会強いんじゃないのかと変な自意識過剰になります。常に、もうひとつ上に行くためを心掛けて自分を追い込みます。本物なんで・・自分。

ぶれる前に初心に帰る

 明日プロフィール写真の撮影があるので、大事な時だけお世話になってる下北沢のcranさんへ行ってきました。美容室です。あれ、なんで”室”なんだ?美容”屋”でないんだ・・素朴な疑問。知人の紹介で通いだしたのだが、店長さんが偶然同じ歳で独身男性の方なんですが、俳優の池鉄さんにそっくりなのが親近感を抱かせました。週休一日でひとりで店やれれてるので、貴重な休みの日に前々回のジーパンズから僕の舞台見に来てくれてます。関西出身なんでお笑いとかシビアなんですが、それも含め彼の店にくるお客さんの芝居もいくつも見てる中で一番面白いとお褒めの言葉を頂いてます。ここ、自慢していいとこ。
 今日も髪を切ってもらいながら、素人さん目線の彼と現役の俳優目線の自分で芝居の話をしてました。印象に残った話が、最近は俳優さんも平気でバラエティに出てるのがどうかという話。事情はどうあれ、大御所Tさんのように一切出ないのがかっこいいと言ってました。今の芸能界でそれは難しいのだろうが、テレビの露出が少ない俳優さんを何人か思い浮かべても皆さん魅力的な芝居をしている。プライベートがわからないから余計気になる。”本物の俳優”になるために生きて来てる自分に今日の何気ない話は、とても為になりました。

すごいよ

 父ちゃんに誘われて、久々に飯田へ行ってきました。先に父ちゃんは現地に行ってたので遅れてひとり高速バスで向かいました。やはり中央高速はトンネル事故があったのでちょい不安でしたが無事辿り着けました。おばちゃんは80後半になろうとしてるのに相変わらず元気そうでした。楽しい一人暮らしの模範的生き方してます。前から言ってますが、素晴らしい環境なんで兎に角彼女を連れて来てあげたい!!という夢はまだ叶いません。知らない人が可愛そうなほどみんな出来る事なら連れて来てあげたい。僕の心を作ったのは飯田のおかげと言っても過言でないです。どうぞこれ見て興味持っていただいた方は是非今度行きましょう。
 さて、いつものとおりおばちゃんにごちそうしてもらったりで、63キロだった体重は2日間で3キロ増えました。遠慮すると逆に怒られますんで。ちゃんと東京帰ってきてさっきすぐマラソンしときました。
 で、帰りも僕だけ先に飯田駅から高速バス乗ったんですが、見送り来てた父ちゃんと別れてバスに乗って席座ろうとして前見たら、別れたはずの父ちゃんがバスの中入って来てる出ないか!?『えっ!』である。何言うかと思ったら、「小銭持ってるか?」だと。この人本気か?と自分の父親を疑ったが、とりあえず持ってることを告げて降ろさせた。恥ずかしかったが、そこまで心配してくれたのも逆に可愛くもあった。もうすぐ40の息子に『小銭持ったか?』である。いつまでも子供は子供なんだな。しかし、ふいに目の前にいた時は、一瞬大好きな「GONIN」のラストシーンとかぶった。飯田に向かう高速バスにひとり乗ってたモックンが双葉サービスエリアで一息ついてバスに戻り席に着いて前を見ると、敵対してた殺し屋のビートたけしがいつの間にか目の前にいた!!僕の目の前には父親が・・。一日遅れで明日父ちゃんは東京に帰ります。無事に帰れますように。
 さてさて、久々のプロレス話。新日すごいです、どの会場も満席。黄金時代が戻ってきました。で夏といえばG1クライマックス!!飯田行ってる間にメンバー発表されました。すごいメンバーです、そしてそして、あの柴田が参加してしまうんです!去年戻ってきただけでも興奮だったのに、今年9年ぶりにG1でてくれるんです!!新日に戻ってこないかな〜なんて願ってたのがうそみたいに話進んでます。時代は移り変わってるのは間違いないけど、あれだけ新日は落ち込んでたのにホント復活しました。素晴らしいです。プロレス最高!!今年の両国決勝は何が何でも行かねばファンでないでしょ。

動けば動くほど

 僕が記念すべき映画初出演を果たした行定勲監督作品「つやのよる」が本日よりレンタル開始しました。早いものです。映画館へ見に行ってくれた方もいましたが、家でゆっくり見て作品のよさはもちろんですが、僕が出てることに気がついていただければ幸いです。声で多分ピンとくると思います、顔は一瞬なんで。
 ジーパンズの公演が終わりだいぶたちましたが、今日バイト先で二人の女性に急に「今度芝居見に行きます。」と言ってもらった。というのも、この前のを観に来てくれた知り合いが、職場で作品のことを囁いてくれてたのです。それを聞いての今日でした。有り難い限りで、すぐ囁いてくれた本人に御礼言いました。”ぷち口コミ”をしてもらえた瞬間です。どうも、職場では知り合いの舞台を見に行って面白くなかったから、舞台はそういうもんだと思われる傾向が強いのはずうっと前から感じてました。だれでも劇団入ってお金とって芝居をやれる今のゆる〜い演劇業がほんと嫌いなんで、面白いのをやってる自負があっても宣伝するのが辛いんです。舞台でしょ、よくわからない、つまらないのでしょみたいな。同じ扱いをされてしまうこちらも迷惑なんです。
 ”本物”と”偽物”の違いをどんどん知ってもらいたいので、自分の目で選んで、いい作品に出続けることを心掛けなくてはならない。だから、今日のようなことは、ほんの小さなことだけど、僕にはとてつもない自信に繋がった大きな日となりました。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR