fc2ブログ

みんなの為に

 昨日の夜中のマラソンは24分、その前の走りは23分でした。いつも25分台なので明らかに進化してます。俳優さんだけのマラソン大会とかあったら上位狙える自信あります。だって意地でも負けたくないし、えさがあれば燃えますからね
・・。 今日はショウカに紹介してもらった立川のふぐ料理屋の横山さんの店に出向いてました。初めて店に行った時、銀座でやるジーパンズの公演の宣伝をしたら、横山さんや店に来てた常連のお客さんも「行く行く」と言ってくれて、会ったことのない方にも声をかけてくれたりで、立川からわざわざ御一行でいらしてくれました。公演が面白いからでないと駄目なことですが、次の公演も大勢でいらしてくれて、本当に有り難いお客さまなんです。だから、年内になんとか挨拶しなければという気持ちでした。で、今日は横山さんの店が偶然忘年会の日で、常連の方々で埋まってました。ショウカが来年の「荒野のリア」を過剰に宣伝してくれるもんで(今日はそのつもりはなかったのだが)、また知らない方にも興味を持ってもらえたりでまた顔が広がりました。あったかいですよね、純粋に楽しみたくて観に来てくださるお客さんって。だからこちらも、おもしろいと思えるとこしか出演しないし、ただ呼べばいいというもんではない責任があります。なかなか立川まで行けないので年内にお礼できて良かった。そして、皆さんを紹介してくれたショウカもありがとう。君とは来年こそ一人芝居HITORIシリーズを敢行しなければならないのでよろしく。
 このところまた、いい本やいい映画やらに出会ってまた色々気づかされてます。『スポーツ選手は40歳まで、俳優は40歳から』〜来年の僕にふさわしい言葉になることを断言します。
 今年も生き延びれました。そしてお父ちゃん、お母ちゃん、二人とも大きな病気から立ち直ってきてくれて本当によかった。まだまだ元気でいてください。そして、今年も心の支えになっていただいた皆さんありがとうございます。そして、僕に見向きもしてくれなかった素敵な女性の方々おかげでまた「なにくそパワー」が蓄積されました。ありがとう。
 倍返しではないですが、そろそろお返しをしていきたいと思います。来年もよろしくお願いします。って、まだ明日もあるけど。
スポンサーサイト



聖域

 何度来ても気が引き締まる場所です。下北沢タウンホール。故松本敬治さんのダンススタジオで同じ生徒として出会って、今ではインストラクターとして大学のサークルを中心に教える立場になった河村育子ちゃんの主宰する日本大学ダンスサークルmoveの公演が当地でありました。今日一日2回だけの公演です。彼女とは生徒時代から仲良しで、実は今回のサークルが10回目だそうですが、旗揚げ当初に音響として公演に携わらせてもらっている思い入れのある団体なんです。毎回育子ちゃんの人柄が現れてるダンスの振り付けで、若い子達が上手い下手関係なく楽しそうに踊ってる姿が好感持てて、公演はちょくちょく観に行ってます。あんまり皆さん僕が踊りと縁ない人にしかみてないようですが、実は深いんです(スキルは別として)。今日も楽しい空間でした。芝居で観に行く空気感とは全く違うからいいんでしょう。
 このタウンホールといえば大学生時代に僕が初めてお金をとってやった記念すべき思い出の地なんです。松本さんの主宰するKGプロジェクトのダンスライブでした。芝居でなくダンスの舞台です。いや〜本番前の舞台裏で僕はドキドキでした。
 KGプロジェクトには舞台監督としても参加しました。その時のことは以前のブログに書いてますが、松本さんと僕だけの伝説の企てがあったり、ダンス公演の舞台監督初経験で大変なことばかりだったりでした。
 その思い出があるこのタウンホール。今でも松本さんとのそして当時の仲間との思い出が何度も甦るんです。松本さんの魂は今でも劇場にやってきてる気がします。そんな中で今日も公演が始まると感慨深くなって泣きそうになりました。松本さんの遺伝子を引き継ぐ仲間達がこうして目の前で踊ってる限り、僕は観に行きます!!
 

もう一度心に刻め

 和太鼓習い始めたと思ったら今年は今日で稽古は終わり。もっとやりたかった。しかし、自分の”音楽脳”のなさに情けなくなります。普段使ってない脳をなんとか使えてる感じで、今回の狙いには促したかなと。まだまだ脳を使いたくてウズウズしてます。自分と同じ日に入会したブラジル人のルイスさんと仲良くなり、帰りも途中まで一緒に帰るので向こうの片言日本語とこちらの片言英語が入り交じった会話で英会話の勉強にもなって一石二鳥です。
 先日受けた明治座のオーディションでは現地でダンスの振りを入れられて、次に殺陣の振りを入れられてそれぞれ試験があり、そのあとあらかじめ渡されてた台詞の試験があったのだが、ちゃんと覚えて行ったのにダンスと殺陣で脳がおかしくなってて、全く台詞が出てこないということがありました。リセットできるだけの”能力”がありませんでした。人より脳は小さい方だと認識してるし、考える力も弱いと自覚してたけどあの時のパンク状態には我ながら愕然としました。慣れもあるんでしょうが、商業演劇の世界の厳しさを知りました。だからといって明治座が全てだとはこれっぽっちも思わないし、俳優としての活かし方、考え方も違う世界な気がしました。一度受かってから言えとおこられそうですが。そんなわけで、脳をどんどん使いたくてしょうがないです。
 なんでしょうね、今が生温い生活なのか、ここまで生きてきた中で、分岐点のような出来事が3つばかり思い出されます。一つ目は舞台『ひとり八つ墓村』の公演間近に掛かってきたダンスインストラクター高田聖子さんからの松本敬治さん訃報の電話。聖子さんが電話越しで号泣してたのが印象に残ってます。二つ目は映画監督の望月六郎さんと酒の場で喧嘩したこと。僕はその場に居れず夜中に店をでたのだが、自分がお呼びしてた俳優の佐藤二朗さんに見送ってもらったことはうれしかった。味方はいるんだと。そもそも、望月さんは酒癖が悪いので、次の日にはケロっとしてるそうだが、それ以来監督とは会ってません。冷静に考えてすごい方と喧嘩したなと自分をみなおしてます。3つ目、野外でやった『悪霊島』の舞台初日に終盤の長台詞をしくじったこと。天候も雨、寝不足、夜のぬかるんだ泥の足場など経験したことのない条件も重なってて集中力がプッツリきれました。頭が真っ白になり、なにも言えずになってしまい誤魔化すのも苦しい時をつくってしまいました。全てそこでぶちこわしです。終わったあとのみんなに顔あわすことのできない辛さ。天候の悪い中、足を運んでいただいたお客さまへの申し訳なさ。打ち上げには残ってたけど誰とも話せませんでした。あれほど辛い時間を過ごしたのは記憶にないです。いつもお世話になってる中塚さんが観に来てくれてて僕の気持ちを察して側にいてくれたのが本当に有り難かった。もちろん、彼にもあんな情けない姿見せたくなかったし、彼も見たくはなかったろう・・。その日は家に帰るのも辛かった。明日が来るのか・・誰も助けてくれない。自分で解決しなければいけない・・孤独だった。そして公演二日目。お客様は満席。やるしかない。と、しょっぱなからハプニングにあったりでしたが冷静に対処。そして問題の箇所・・無難に乗り切りました!!恐怖に打ち勝ちました。最後の打ち上げは気持ちよくあげれました。芝居人生終わりかと追いつめられた初日。そして、最大の恐怖に打ち勝った二日目。経験すべくして経験した地獄と天国。強くなれたと思う一方、初日に来ていただいたお客さまには悪い事をしたし、ダサい太平を記憶に残させてしまった悔しさを挽回していくのがこれからの目標でもあります。
 これが、この頃記憶で甦ってきてます。

どうにもなんちゃら

 結婚式の仕事をしてきたら土踏まずとかかとの間の部分・・くるぶし?が痛いというか疲れきっていた。昔、不規則すぎる生活してた時しこりが出来てて、草野球で走ってたら急にそれが破裂して歩くのも困難になった時がありました。病院行っても医者も原因というか病名がわからないい。医者がわからないなんてお手上げだ。よくわからん薬もらってしばらくやさしい生活してたら痛みは消えました。でもそれ以来、何か疲れると”そこ”がうずいてきます。今日はかなりでした。誰にもわかってもらえない辛さ。誰にでもあるんでしょうが、ひとりでひたすらケアする日々って、切ないです。フットマッサージとか一時期はまってましたが、今はなんか行く気しません。甘えたい時ってこういう時ですかね。思いだすのは、日舞通ってた時、風邪ひいて寝込んでたら、同じ稽古仲間のかわいい子が心配して差し入れ持って行こうかと言ってきてくれたことあったな〜と。恰好付けだったから自分の寝込んでる姿なんて見られたくないいから速攻で遠慮しました。甘えるの下手です。いつもひとりでいろんな怪我、病気と闘って耐え抜いてきたから、全く最近は風邪とかひかないために気をつけてるし、ケガしない強い体に鍛えてるしでいい意味でも悪い意味でも気持ちは独立心が強固になってしまったです。
 そんな僕ですが、色々気にかけてる人はいっぱいいるけど、向こうにはそれほど気づいてくれてないんだろうなという気持ちって結局求めすぎになっちゃうんですかね。もちろん男女問わずです!年末のこの時期ってどうしても心がなにか”あたたかさ”を求めちゃういますね、だからいいんでしょうが。そこで”あたたかさ”を当然のように埋めれてる人がいれば、味わったことない人もいる・・。『切なさ』を大事に僕は今年も生き抜きます!!

やるしかないでしょ

 『和太鼓』習いに浅草まで行ってきました。はい、もったいぶって隠してた習い事とはこれです。ひらめきです。リズム感がない自分に必要なもの・・楽器がいい、そして和を吸収できるもの・・ただそれだけです。入会金やら月謝やらお金掛かります。余裕ないのに敢えて始めました。やらなきゃ始まりません。まだこの歳になってもとか、もう習い事とか言ってる場合じゃないでしょとかきっと突っ込まれる立場ですが、本物の俳優になるためです。亡き師匠松本敬治さんからいただいた言葉「芸の為なら金は惜しむな」。この言葉を実行してるだけです。また遠回りしてるのかもしれません。でもやってみなきゃわからないし、2月の「荒野のリア」の稽古までに修行をしとかねばという気持ちだけ。まだまだ動きます。僕は何も知らないまま演劇界に足を突っ込みました。あるのは覚悟だけです。小劇場からでも最後は勝つということを実現するために人と違うこと、生き方、考え方を培って気がついたら本物の俳優になっている人生を実現することが全てです。そんなきっかけにしたい今日、道端で偶然トムプロジェクトの社長岡田さんに会いました。これも何かの縁が働いてるのでしょう。あと2ヶ月・・・。

たぎる

 知り合いが出演している舞台を高円寺まで観に行きました。劇場には来年3月に僕が出演するティーファクトリー「荒野のリア」(吉祥寺シアター)のチラシ置いてありました。初めて見させてもらいました。出演者全員の顔写真載ってました。と、シェイクスピアというお堅いイメージだけあって、みなさん凛々しい顔されてる中僕だけほほ笑んでます。プロフィール写真をうちの社長が選んでくれたんでしょう。なんか平和な人に見えます。でも、はみだしてる感じで気に入ってます。これから色々な劇場に折り込まれてるでしょうから、皆さんどんどん発見してもらいたいです。
 さて、今日観た舞台にその3月に共演させて頂く笠木誠さんが出られてました。もちろん面識もないし初めて見させてもらいましたが、芝居もしっかりしていてとにかく個性的な方という印象でした。帰りにご挨拶してきました。”先制攻撃”です。向こうは”何だ?”という感じでした。当然のことで、笠木さんは3作品いっぺんに出演してる舞台が始まったばかり。来年のことなど頭にないでしょう。
 チラシで気合いが入ったので、家に帰ってすぐにいつものマラソンをしてきました。初台〜幡ヶ谷〜代々木上原〜代々木八幡〜初台といういつものコース。いつも25分ちょいのタイムなんですが、前回の走りで24分台をだし、今日はなんと23分24秒!!急激なタイム更新です。進化してます。でも、既に「荒野のリア」に向けて気持ちが入ってるんでしょう。急すぎますもん、この進化。やはり生きるパワ〜って気持ち次第なんでしょうね。追い風にのって、いよいよ明日からまた新しい習い事通い始めます。気が引き締まります。
 ふと思い出すのは昔ずっと片思いしてた女性に「捻くれてる」と言われたことがあります。あの時はマイナスにとってしまいましたが、逆に今考えるとつまらない女性だったなと思ったりします。人に芝居で刺激を与えるのが僕らの仕事。みんなと一緒の考え、行動してたら芝居やっても面白いもんなんて生まれないでしょう。舞台で死んでもいいという覚悟でやってます。”ありのままの自分”で勝負できるようにこれからも捻くれていきます。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR