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 じゃあ僕は・・

 時代に敏感にならねばならない。自分の感性に素直に行動せねばならない・・と思う。僕はとにかくスポーツの話をするのが好きだ。今ではデイリースポーツの芸能部長になられたが、出会った頃はスポーツ部門の編集にいた北村さんとは呑みいくたびにスポーツ話で盛り上がります。それだけ自分で情報を収集してるからだ。
 時代の流れというのは面白いと実感するのが、僕がこのブログでも話題にだす新日本プロレスと広島カープのことについてです。まず、新日本プロレスはアントニオ猪木が活躍していた80・90年代にテレビ朝日で週一で夜8時から生中継していた所謂全盛期から好きでした。その後も東京ドームで試合をやり超満員のお客を動員していました。この頃から常に動員数とか視聴率に関心持ってたかな。で、K1とかプライドの格闘技ブームがきてプロレス離れが著しくなり、新日本プロレスはあの後楽園ホールでさえ満員にできないとこまでお客さんは減り、スター選手も出てこない低迷期に入ってしまいます。でも、僕はその時期も熱心に応援していた。そしたら、辛い時期にブーイング浴びながら頑張ってた若い選手が今とんでもない人気になって新日本プロレスを背負っている。それが棚橋選手であり仲邑選手である。大手カードゲーム会社がバックについて経営方針が工夫されるようになったのも大きい。落ちるとこまで落ちたのに、今は黄金期が帰ってきたとまで言われるほど、どこの試合会場もチケット完売してしまうほどの大人気です。選手層が厚くなり、それぞれが個性を持って役割を果たしている。試合内容もレベルが高いし、毎回抗争のストーリーがあってと演出がしっかりしているのです。自分が生きてる間に全盛期・低迷期の移り変わりを見れるということは何かとても生きるうえでのヒントになるとおもいます。じゃあ、この今黄金期に活躍してる選手があと何年かしたら引退するわけで、次の若い選手でスター候補がいるかなと考えたら、また低迷期が来る気もする・・。そうやって時代は廻るんだなと。
 これは広島カープにも言える事。投手王国と言われた時代、ビッグレッドマシーンと言われた時代、そして長い低迷期に入りファンを辞めようと思いはじめた去年、巨人と優勝争いをしていた。そして今年の順位予想では2位候補の筆頭です。カープファンが周りにいなくて寂しかった時がうそのように、今は関東でもカープファンが異常なほどうようよいます。それはそれで、あんたら見る目なかったんじゃないのと指摘したくなりますがファンに後押しされてやっとカープが強くなって戻ってきたのは嬉しいことです。時代は流れてるんです、落ちたら這い上がるためにどうするかを考えて更に進歩するために頑張る・・これが生きる醍醐味なんでしょう。
 僕は全くお笑いを見ません。お笑いブームと言われれば言われるほどアホなんじゃないのと冷めてしまいます。ほんとうに面白いと思わないから。身内だけでかたまった人達が雑談して傷の嘗め合いしてるとしかみえない番組ばかりな気がします。見てるこちらに発信してないんです。ひとつの番組に、ほんとに笑いとれる人だったらひとりふたりいればいくらでも楽しめるはず。数うちゃあたるでもいいけど、数うっても笑えないんだから相当です。それに気づいてないままここまできてるのが僕はどうなのと思う。人を笑わすのが仕事なんだから、話すことに勝負かけねばならないのに、雑談にしか聞こえない、テレビの向こうの客に向けて勝負してないのが許せませんので。
 自分の好みを言ったまでですが、流されたくないからこの感性は大事にしてきたいです。
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 表面的にはなりたくない

 さて、今日からバイトも再会しました。水泳もしてきました・・と言いたいとこですが、「荒野のリア」で痛めた腕の筋が泳ぐことを辛くさせたので、一時間ずうっと水中歩行で全身のバランスづくりに励みました。無理はしません。そして、代々木公園での発声練習。今、僕を動かしてるのは「荒野のリア」で味わった悔しさやら屈辱やら刺激やら色々な感情が入り乱れてるからです。話したいことはいっぱいあるけど、温かくいちいち聞いてくれる人もいないので、全て僕の心の中で燃焼して今後に繋がるわけです。心が満たされる事はないです、その時点で闘争心が弱くなりますから。僕は負けん気強いんで、いつも馬鹿にされたり笑われてヘラヘラしてるように見られますが、もう次元超えてのヘラヘラなんで甘く見てると後悔しますよ。僕のことを思ってくれてる人にはこちらも真剣に大切にしたいと思うから、手抜きなことはしたくない。顔で損してるけど、大切な人のためなら熱くなります。これも誰もわかってもらえんところ・・。
 昨日兄貴分のカズさんが泊まりきました。僕のいっこ上ですが彼もまだ独身。かっこいいからモテるのですがいろいろ事情があるようで。仲間がみんなまだ独身だらけだということにお互い気づき、なにしてんだかな〜とむなしくなったりしてました。結婚・子供いておかしくない歳ということを真剣に考えなきゃならないのに。
 と、あと3ヶ月で今のアパートも更新の時期です。絶対出ます!家探し始めます!同じ初台がいいかなと思いはじめてます。今のアパートは住みいいとこです。なんと言っても稲子氏と始めた『寿司会』は2・3年続けられました。いろんな人達をお招きして楽しんでもらいました。なかなかできるもんではない経験をさせてもらい、人を喜ばすことをしっかり学びました。”おもてなし”の心ってこういうことなんだと本気で実感できました。幸せを感じる時って『自分が満足してる時じゃなく、目の前の人が満足してる姿を見れた時』が最高なんです。これは本音。『寿司会』一回やるのに、まず人を集め、部屋をきれいにして、お箸・お皿・箸置きをテーブルにセットする。座布団の配置を考える・・。料理してくれる稲子氏の助手に徹する、お客さんのお酒に気を配る、記念写真を撮影してプリントアウトしたのを帰り際にひとりひとりに渡す。そして、孤独なあと片付け。毎回の反省を活かしてどんどん進化しました。全く大変には思わなかった。あと何回やれるかな稲子氏と稲吉でおもてなす贅沢な寿司会『稲々会』。。

 味を知る

 すいません、肝心の時期にブログ書けませんでした。情けない話で知らぬ間にキーボードの文字変換がやりづらくなっちゃってまして断念してました。マックの本見て普通にやり方書いてました・・。
 「荒野のリア」ブログ書いてない間に終わっちゃいました。10日間の公演、そしてその前からの稽古の日々、そして楽日の打ち上げまで、この歳で勉強になったというのはある立場からみたら遅いんではと思われるかもしれないが、そんな偏見どうでもいいくらい、たくさん吸収できました。稽古は毎日色々な地区会館でみっちり、衣装は自分で揃え、劇場に入れば舞台装置造りで体力削り、終わり次第芝居の準備・・と全て自分でやらなければならなかった今までの舞台作業が、今回のカンパニーでは全ての部署に一流さんが配置されており、俳優は芝居のことだけ考えていればいいというある意味物足りなさを感じてしまうくらい最高の環境でした。だからこそ、芝居はしっかりやるのが当然なわけでした。公演中こまめに書けなかったので、ここでいっきにとはいけないので、今一番感じてることを書きます。
 色々なとこで活躍されてる俳優さんが揃った中で、僕だけフリーでやってきた簡単にいえば”雑種”の役者がどう馴染ませ、どう自己主張をし、役割をしっかり果たせるかを考えてやってきました。厳しいダメ出しも最後までいただいたり、共演者の演技力に刺激をもらい、今の自分がどの位置にいるのかをすこし見れた気がします。
 公演が終ってさあ次っ!!と勢いづきたいとこですが、今のところ決めてません。だから、また日々の訓練をしとかなければならず、和太鼓・水泳・ヴォイストレは取りかかります。『自分に足りないものを見つけて埋める・・その繰り返し』。遅い早いで言えば、今回の共演陣では歳の割には技術も知名度も劣ってる立場でした。そんなことは百も承知、その時その時何を感じ何をするか、後退はないんです、前進してる限りどこでなにが待ってるか・・発展しかないでしょ!
 「荒野のリア」いらしていただいた皆様、改めてありがとうございました。これからも”生き様”を魅せれるように生きて行きます。
 今回お世話になりましたT・ファクトリーの方々、演出の川村さん、共演者の皆様、そしてオーディションを持ってきてくれた兼湖さん・・本当に感謝。
 いつもなら感傷に浸ってる時期ですが、終ったことは終ったこと。先を見るだけ。

 なめるなよ

 心が高揚してます。今日でスペースBでの稽古終了しました。あれだけ不安だった気持ちは何処へやら。まだ自分の演技に満足してません。劇場で実際の舞台で稽古してから、そしてお客さんに観られてからも磨きをかけていくと思います。最低限のことはできてると思います。緊張と興奮の混じったテンションで今日の通しもやりきれました。川村さんのいつも以上の「はいっ」という気合いのかけ声であっという間の稽古は終わりました。今回は決起会での呑み会オンリーで皆さんとのコミニュケーションも薄いまま来ちゃいました。こういう座組もあるということです。時が過ぎるのは残酷といいますが、ホント毎日濃密でしたが、確実に『荒野のリア』な日々は減っていってます。明日は仕込み日ですが有り難い?ことにキャストはオフをいただきました。小劇場慣れの自分としたら、仕込みも自分達でやるのは当たり前なので、なんか落ち着きません。明日一日ど〜しよう・・。
 昨日も触れましたが、後輩の石井君が12日から紀伊国屋サザンシアターで脚本・演出を任された舞台が始まります。高揚してるのは、このせいです。冷静に考えてあのサザンシアターですよ!僕も一度は立ってみたいですよ、誰でも立てる劇場じゃありません。そこで石井君の作品をやるんですから嬉しくてたまりません。石井君とは彼が農大劇研の現役の時からの付き合いです。何度も言ってますが、僕の舞台版金田一耕助の産みの親であり、マンネリ化しそうになった僕の芝居スタイルに血を注ぎ込んでくれた、きってもきれない関係です。普通じゃありえないことを何度もやらされたり、彼に何度助けてもらったことか。それを思うと今回、気がついたらサザンシアターで演出している彼を誇らしく思うし、これからもっと有名になってもらいたい。そして、いずれは『彼の演出で新国立劇場で舞台をやる』のが僕のサクセスストーリーです。まだ彼にとって今回は序章に過ぎません。石井君と巡り合わせてくれたショウカと劇場に飾ってもらう豪勢なスタンド花手配しました。届くのが楽しみ。原作横溝正史/脚本・演出石井幸一「蝶々殺人事件」紀伊国屋サザンシアターにて12日から16日までやってます。是非!!その次の日13日から僕は吉祥寺シアターで「荒野のリア」に出演します。
 今日は嬉しいのでちょこっとビール飲みます。感動しなきゃ生きてる意味ないでしょ。周りからみたら、だから何?と思うかもしれない・・いやそんなことないのだ!!本当に感動してしまう。これは僕とショウカと石井君にしかわからない感動なのだから。これはでも序章なんですから。

 それぞれの劇場で

 明日で稽古場での稽古は終わります。今日もスタッフさんがゾロゾロ集まった中で通しをやり、返しをちょいやって夕方には終わりました。近所の坐・高円寺でトラッシュマスターズが公演中なので帰りに差し入れして、次に友人であり俳優の森宮隆氏が出演している日本橋三越劇場へ直行。こちらも開演中だったので差し入れして帰ってきました。12日からサザンシアターで一徳会主宰でもあり僕がお世話になってる後輩でもある石井君が脚色・演出する舞台が始まります。でっかい花を贈ろうと計画中。自分も13日からいよいよ吉祥寺シアターです。同時期に仲間が大きな劇場で活躍してるという今。気がついたら仲間がそういうとこでやるのが自然になってきている。すごい喜ばしいし、刺激になるし、勇気をもらえる仲間達。素直に差し入れしたくなるでしょ。
 僕には家庭とかないから、人にお祝いやらでお金つぎこんでも全然惜しくないのかもしれない。彼女とかいたらこんなにお金使ってたら大変なことになってるのかな。良くも悪くも人に贈り物するって楽しいんですから仕方ない。
 さあ、明日稽古したら劇場入り・・明日できることを今日のうちから考えます。

いいぞ、さまよってきた! 

 昨日、衣装合わせしました。舞台みに来ていただいてからの楽しみにあまり言えませんが、今回の川村さんの狙いが見えた気がします。衣装さんにも感謝。そして、昨日は朝バイトしてきたので、夕方からの稽古時には集中がきれたのか、皆さんの台詞が頭に入ってきません。で、自分の出番。思いっきり入り込んでみました。そしたら、得意?の貧血気味になり、戦いのやりとりで頭に酸素が来てない感じ・・トンでしまいました。きっかけとかわからなくなり、やり直してもどうしようもない状態に。流石に川村さんには台詞忘れたと思われてしまう。なんとか持ち直すも失態を見せてしまった。油断でないのに。ただ、逆にこの時期に”膿み”を出しといて僕にとっては順調なのである。「稽古は成功する為にやる、失敗をだす場である」ということ。恥ずかしい思いをどれだけできるかだっ。おかげで今日の通し稽古は一皮ふっきれて演じれた気がする。ダメ出しもありませんでした(なきゃないで不安だが)。そして、今日また、大事な事に気付きました。役へのこだわりでもあり、そこを突き詰めるかつめないかで、その役者の資質が分かる人にはわかるだろう分野のことが。稽古終わって皆さん帰っても一人その”こだわり”の稽古してました。あと少なくなってきた稽古でどれだけ詰めれるか・・詰めの甘さを見せたら、今回のカンパニーに出演させてもらってる意味がなくなります。
 帰りも吉祥寺と新宿のブックオフに行っては、今の気持ちの赴くままに必要な資料探しにDVDを購入したり、本を買ったりであがきの熱が入ってきました。お金どんどん減ります。いずれ、大きくなって戻ってくる為の事してるから躊躇はないです。『倍返し』ならぬ『倍戻り』のための出費ですから。
 体調管理を気をつけねば。昨日は寝てたらたまにある不安に襲われました。というのも、このまま脳がおかしくなって記憶がなくなったらとか、息が苦しくなって目覚められなくなったらとか・・。孤独感ってこういう時に感じます。横に寄り添ってくれる人のいない日々、ひとりで寝るってコワいんですよ実は。

 代償として

 毎日の稽古で動きやらテンポのダメだしをたまにいただくのですが、”これっ”という具体的なつくりのダメがないので自分で突き詰めてきてました。僕の短い出番に壮絶な?ラストがあるのですが、役のキャラクターイメージから僕なりの判断でこういうラストだなと決め、稽古してきました。気づいたら稽古するごとに腕の筋を痛めてきてます。それだけ集中して激しい事をやってるんでしょうが。と、今日の合間の休憩時間にふと川村さんが僕のラストについて「いいね」とおっしゃってくれました。僕のラストまでの流れに整合性があったようでキャラクターに合致した動きだと納得してくれたみたいです。演出に言われる前に役者がプレゼンして、それが採用される・・これが本来の芝居つくりであり、プロの作り方だと思うので少し認められたのかなと自信になりました。
 稽古が早く終わったので、吉祥寺に住む僕の数少ない高校時代の親友と軽く呑みに行きました。彼も芸術家の道を歩んでる求道者です。たわいもない話をして、ほろ酔い程度で解散。駅まで見送ってもらった別れ際がなんか寂しく感じました。この気持ちは何だったんでしょう・・20年以上前からの付き合いにしかわからない境地だったのかな。
 明日は公演までの最後のオフ。やらなければならない事があるので休まることはないでしょう。

 忘れられない日

 三月に入りました。近づいてます。いい緊張感。いつも一時間位余裕もって稽古場のある吉祥寺に行ってはコーヒー一杯飲んでから挑みます(完全に結石のこと気にしてません)。今日も駅からコーヒショップに向かおうとした矢先、全身黒の革ジャン・パンの見慣れた方とすれ違う・・麿さんだ!!お互いすぐ気づきました。麿さんは雨なのでチャリでなく余裕もって歩いて来てたとこでした。ここで会うのも何かの縁、二人でカフェすることに。僕の知り合いと麿さんの知り合いが偶然友達で、話のとっかかりが既にあったので穏やかなムードでなんだかんだで一時間位お話してました。イメージと違い麿さんはほんとオチャメです。ちゃっかりごちそうになっちゃいました。
 亡くなられた内藤陳さんといい、今回の麿さんといい伝説的な大先輩とご一緒させてもらえてることは役者やっててもなかなか実現できないこと。この経験をなにがなんでもこれからの太平に活かしたいし、活きてくるでしょう。
 さて、今回の僕は三役やらせてもらうのですが、どの役もまだいくらでも改良できます。決まりがないから、突き詰め続けなくてはなりません。「現在の不満足を解消することは、将来の富の最も大きな根源である。」J・スキナー。役の為に今日新たに『戦争における「人殺し」の心理学』デーブ・グロスマン(ちくま学芸文庫)というちょっとお値段のする本を購入しました。500ページの厚い内容ですが、シェイクスピアに通づる、というか僕の役に必要な精神構造を学べる気がしました。明日の稽古までに読めるかな・・勉強勉強、毎日の稽古で新しいものを見せる為に。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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