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 忘れてていいのか分からない事。もう発見されてから2年以上経つ右腎臓結石1センチという奴。医者は放っておいて心配ないと仰ったが・・。不安だ。今、左足を足底筋膜炎に悩まされている。”病気と戦う人生”はまだ続いているという訳だ。
 何年周期でなんかしらの大病や大けがに直面している。病気歴をはなしたとこでなんの得にもならないからここでは云わないが、相当苦しんできました。

  誰もわかってくれないことなんです。
 
でも、こうして元気に生きてます。うちの両親はここ数年に、入院して病と戦ってました。今は無事元気にふたりとも家に戻ってきてます。立派です。それに比べたら僕なんてと云わざる負えません。。
 
 みんな何かと戦ってるんです。それはわかってます。五体満足なら何よりなのか・・心の持ちようなのか・・。
 心をどう持とうが、病気やけがに掛からない人はかからないし、そういう言葉でおさめられるのもはっきり言って納得なんかできない。掛かってみろ!と言いたい。
 だから、僕は本物の『痛みの分かる人間』を自負させてもらう。
孤独をより実感してこれてます。

  役者は孤独・・戦ってます。
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 行動力

 
 お金に余裕ないのに、食費を削って本を毎日一冊買ってしまう癖というか習慣づいてます。「名言全文」(名言研究会)星雲社と「世界の果てで大切なことに気づく100の言葉」(宮永千恵)かんき出版を立て続けに買って読んだのだが、ひとつの名言が、この二つの本ではマーガレット・サッチャーとマザー・テレサのふたりから言われている。微妙に言葉は違うが結局言ってる事は同じなのである・・どっちが正しいんだ・・?
 その名言は、僕が”太平”という芸名を授けていただいたムサシ堂治療院の新倉院長から27・8歳の頃教えてもらった言葉なので、尚更気になります。
 「世界の〜」の本は前から気になってて、気が変わらなかったので買っちゃいました。世界の絶景写真と著名人の名言が集められたよくある本なんですが、これまで見て来た中でも質が高いと思います。そして、何より各ページから昔自分が見て来た景色の記憶を甦らさせてくれる本なんです。
 
 八つ墓村をひとり芝居でやった『ひとり八つ墓村』の時に取材でひとり夜中に高速バスで岡山に行きました。夜中の高速から見えた富士山のシルエットが不気味だったこと・・今でも忘れません。八つ墓村のモデルとなった村へ足を踏み入れた時のこれ以上よそ者は来るなと言わんばかりの村の異様な静けさ・・ホント気味が悪かった。豊川悦司さんが主演した映画『八つ墓村』でロケ地となった岡山奥地の鍾乳洞へタクシーを利用した時の運転手が風変わりだったこと・・。鍾乳洞からの帰りのバスで山を降り、川沿いの道をひたすら走って駅まで向かう間、乗客がひたすら僕一人であったこと・・。
 
 この本は、昔の僕の先を恐れずに芝居のためだけに行動していた大切な思い出を甦らさせてくれます。この本の売り文句(何度でも読みかえしたい本!)は嘘ではないです。

 怪物たち


 ネルケプランニング「孤島の鬼」を赤坂レッドシアターへ見に行ってきた。ネルケが昭和文学演劇シリーズとして、イケメンアイドルを集めてやってる舞台なのだが、作品が横溝正史氏や江戸川乱歩氏のものなので、僕の後輩であり一徳会主宰石井君の出番。新宿スペースゼロで始まったシリーズも前回サザンシアター、そして今回がレッドシアター。着実に石井君の脚本が世に出回ることになってます。
 一徳会でずっと横溝・江戸川乱歩をやってきたので、石井君の得意分野なのだ。というか、これだけ広い演劇界でこの2代巨匠の作品を舞台化できる人が石井君しかいなかったということ。。。
 彼が大学卒業する頃ショウカに紹介してもらったのが出会い。横溝正史が大好きで『彼は才能ある』とショウカが断言してました。その流れで僕も『金田一耕助をやりませんか?』と石井君からのお誘いがきて、よしやろう!!となってから今に続く。
 しばらく、別々で活動してる間に石井君は脚本だけの仕事をやるようになっていた。
 そして、このシリーズに欠かせない存在として出演してるのが、石井君の右腕的存在の前島謙一氏。石井君の劇団の看板役者なのだが、彼は売れててもおかしくない才能の持ち主。欲がないというか表にでるのが苦手というか。体はプロレスラー並み、そして器用でかっこいいのだ。あの巨匠鈴木忠志さんにも一目置かれてるほど肉体を極限まで追い込んでの芝居は他を圧倒する。
 今回もレッドシアターの舞台上で足を踏み込む動作をしただけで、中段で見てた我々のとこまでその振動が伝わってきました。あの気迫は真似できません。仲間であることがとても頼もしく感じました。
 石井君も前島君も年下ですが、とても刺激になります。チャラチャラしてないし、”演劇とはなにか”を追い求めてる貴重な存在です。僕も勉強させられるし負けれないという気持ちになるんです。
ふたりとも体デカいし、バイタリティー半端ないです。
 彼らと仲間で良かった。これからも彼らとまたすごいものを創ることになるでしょう。
 
 いい出会いしてます、ホント。

 いいものはここにある


 アンジュ公演『明日。私結婚しますっ』・・無事大盛況で終演いたしました。皆様ありがとうございました。
 楽日はお断りしてしまったお客様もいたほど満席になりました。ダブルキャストだと稽古始めも早く2ヶ月くらい前から今回は取り掛かった長い座組でした。
 映画と舞台の違いなんでしょう。これだけ一つの事に初めて会った仲間が稽古に同じ時間を共にするというのも舞台の特徴なんです。終ってしまえばまたみんな別々の日々を送る・・・。特別な感情が生まれてつきあっちゃう人もいたり・・それだけ濃厚な日々なんです(僕は未だにそういう出会いはありませんが)。
 
 だから、終った次の日や今日はまだボ〜っとしてます。今に始まった話じゃないですね。
でも、今回の公演作品でラストを泣いてくれた方が多々いらしてホント出演させていただいて良かったなと。やってる側がいうのもなんですが、舞台で泣かすのもなかなか難しいことなのにこの作品はそれをやってのけました。
 改めて作演の静馬さんの才能であり、携わったキャスト・スタッフの力がひとつになった証。誇りと自信になりました。。勿論、反論の方もいるでしょう。それはそれ。間違いなくいい作品だったのです。
 
 だから、もっともっと本当にいいものは”ここにある”と知らしめたい!つまらない作品にお金を払わせ、ご足労をかけさせ、別に感謝の気持ちも持ちあわせていない残念な気持ちにさせてる同業者が多過ぎます。いっしょにされることが僕は一番嫌だ!から。
 これが全て・・・だから。

 映画「素晴らしき哉、人生!」相当昔の作品ですが今見ました。最後は泣きそうになりました。今更ですが、みられてない方、一つ映画おすすめするとしたらこれ!くだらないことにとらわれてるのがアホらしくなるほど、見る価値あります。そして、今この映画を見た僕もまた成長させてもらいます。

 百恵ありがとう、孟朗より。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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