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 格好悪く格好良く

 
  先日撮影で行った長野の辰野での蛍祭りの光景は忘れません。真っ暗になった夜の20時頃から、街灯を敢えてつけてない公園の中を夜空の明るさだけで薄明かりの道をゆっくり歩く。
 肝試しの感覚。でも、そこに見えてくる光景は僕が言うのもなんだが”幻想の世界”そのものでした。真っ暗な森の所々から小さな光が点滅を繰り返す。これだけ生きて来て初めてみる感動の世界でした。直に見た人だけが味わえる興奮と感動だから、説明では表現しきれないのが正直なところです。
 蛍の光が静かな真っ暗な空間をほんのり温かくしていて、目の前をゆっくり飛んでまわる光が人間の世界から、夢の世界へと足を踏み入れた感覚でした。
 
 俳優としてやってなかったら、この世界というかお祭りを知らないままで終わっていたかも。。この職業ってお金以上の価値をもたらしてくれる最高の世界なんだと節目節目で実感します。生きてるって、お金じゃ買えない世界を体験した時そう思います。

おばちゃんが住んでる飯田によく遊びに行ってたのに、この辰野が近所だったことを仕事で行って知ったんだからやっぱり奇跡だ。


  僕が心の支えにしてる松本敬治さんと蟹江敬三さんはもうこの世にいません。改めて思い出してたら凄い事に気づいてしまいました。
 それは二人とも名前に『敬』がつくこと。偶然ではないでしょう。僕はこの『敬』を心にいつも抱いて、からだにも刻んでいれば恐いものは無い気がしました。この世で『敬』をお守りにしてるのは僕だけでしょう、きっと。
          生きます!!
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 やっぱり

 
 心のバランスを整える訓練というか心構えが人生を決めるのかも。
なんか簡単に”前向きに〜”と云う言葉を使うが、前向きが全てだとは思えない。キレイごとです。
 仕事の話が来たと思いきや、身長が条件から足りず今回は無かったことでという話が2件続きました。

 どうしろという感じです。当然、条件満たしてる人が得するだけの話。ここで前向きの考えを作動するなら、条件満たしてなくてよかった、きっとこの仕事は僕には合わなかったに違いない・・とか身長の低さを要求される仕事を待とう・・みたいなことを考えればいいのか。。
 ただ、自分を納得させるだけのむなしさが漂っている。だったら、身長が満たせなかった自分に悔しさを抱いてトコトン世の中を憎んで闘志を抱いたほうが生きるパワーになる。なんもしてないで落とされるって悔しいですよ。前向きもなんもないでしょ。
 悲観的にとらえるのとは意味がちがうのだけは理解してます。これはからだに明らかに悪いですから。癌になります。
 悔しいと感じた時から、またエンジンが入るんです!
 
 なので、とりあえず走ってきます!!

 流れを感じろ

 
 自分の歴史を後世に残すとしたら、今の僕は流れを変えるチャンスの”時”な気がする。もちろん、一秒一分でも変えようと思えば変わることはいくらでも出来て来ただろう。。でも、周りからの何か見えない力が寄ってきてるという感覚を感じてるのが今なのだ。
 人生に起こることは全て自分が招いたことと思えるようになってきた、好い事も嫌な事も・・。言い換えると『苦しい境遇と楽しみな未来』が僕の今の生活に同時進行してるんです。
 成功する時って、その前に苦しい道を乗り越えた時のことじゃないですか、物事って全て表裏一体で成り立ってる訳だから。平凡だとそのままなんですよ。でも、自分から覚悟の上、苦しい道に入り込んで”それ”を乗り越えようと、いや生き延びようと何とかしようとした時から、成功の道が拓かれるんだと思う。人生はその繰り返しなんだろうな。
 色々、今は苦しいです。でも、なぜか気持ちにゆとりがあります。まだ楽しめてます。
 
帰ってこれなくなったらおしまいだし、これまでの経験と周りの人達が僕にまだまだ生きる勇気を与えてくれてるんです。。。
 
 僕は役者だから、悲しい事・苦しい事・・全て吸収して益々パワーに変えていきます。

    それが、本物の役者の使命だから。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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