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 鈍感より敏感


ジーパンズ第七回公演『まれっちゃん』の初日まであと2日。。今日はワーサルシアターに入りました。お客では何度もきたことがあるけど、やったことはない新鮮な感じ。劇場は開放感のあるきれいな印象。
 ただ、この劇場は、昔一度出演する機会はありました。でも既に他に出るとこが決まっててお断りしたんだけど、実はその断った作品がその年の大きな演劇賞を2つ受賞することに。。。だから、かなり複雑な気持ちでもあります。
 個人的には因縁があるので、今回こうしてジーパンズでやるということは”何か”を起こしたい。
 
 で、今日はなんか不安があった。恐怖心があった。あの一徳会『悪霊島』をやった時の地獄をみた日を思い出した。
その地獄の内容は以前に触れたので、ここでは書きません。

 今は怖い。初日が出て楽日が終るまでこの恐怖を抱えて演ずるだろう。その方が、引き締まるから。
楽しくやれればいい・・でもそんな甘い気持ちで出来てたらとっくに役者を辞めている。
 
 楽しいなんて思ったことない。思ってやってたらそれはただの勘違い野郎だ。

 今回のジーパンズは”違う”・・きっと。  あと2日。
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 通じてる


 ジーパンズ第七回公演『まれっちゃん』の稽古もわずかになってきました。三茶から現在の茅場町。芝居に関わる度にそろそろ感傷的になるんですが、今回は自分の役が難解で、浸ってる間もなく集中しております。。
 本番モードでやらないと、いざその時にうまくいくか不安なんです。やりやすい役、やりにくい役・・今回はやりやすくないです。からだに馴染まないとその場にいられません。だから、なんとしても役になりきらねばマズいです。。
 ということは、また新鮮な太平がきっと見られるということ。
 
 飽きられない俳優であるために。。

僕は、松本ケージさんが亡くなる一ヶ月前にくれた手紙を肌身離さず持ち歩いてるんですが、昨日ふとじっくり眺めました。そしたら、夜に事務所から来年大きな仕事のオファーをいただいたとの連絡がきました。こんなタイミング良くきたのは、ケージさんの”見えない力”のおかげかも。いや、そうでしょう。
 ということで、来年も頑張れそうです。大きな仕事は追々お伝えいたします。

 ほしのした


ジーパンズ『まれっちゃん』の公演まで2週間となりました。三茶での稽古も明日が最後。スタヂオに入ったらあっという間です。まだ、芝居の出来はバラバラな感じはします。個々の技術もバラバラだし、これからぎっしりシャープに仕上げていかねばと思います。
  きっと面白いと思います。八幡山ワーサルシアターに是非、是非!!

 さて、何度かこれまでも書こうと思って、でもだから何?という感じだったからやめてたことですが、今回書きます。

      我が家の家電は殆ど貰い物なんです!!
 はい。自慢というか奇跡です、僕だけの小さい奇跡です。かなりボロボロの冷蔵庫だったので、寿司会のこともあり新しいのを買わねばと思っていたら、知り合いから「冷蔵庫いりませんか?」と。タイミングよ過ぎです。即答で頂くことに。決まれば行動の早い自分なので、あっという間に九年間お世話になった冷蔵庫を買い取ってもらい、次の冷蔵庫がやってきました!!
  お古とはいえ、いいです。新品同様です。これで、寿司会でネタをしっかりいれておけます!!
ということで、我が家の家電頂きものを網羅します。。
 掃除機/コンポ/AQUOSU21型テレビ/ビデオ内蔵DVD/電子レンジ/デジタルカメラ/ハンディカムビデオ/iMac、
そして冷蔵庫。
 どれも、こちらから頼んで貰ったのでなく、向こうから声を掛けてもらっていただいたものなんです。
なんでしょうね。顔で得したことないのに、人からは助けられます。恵んで欲しそうな顔してるんでしょうか??
 iMacですよ・・いくらするんですか。助けられてます、ホント。。。
これだけ、買ってたらいくらになります?でしょ!!
 どこかで”見守られてる”のかなと思ったりします。だから、腐らず健康な心で生きねば失礼でしょっ!

 という話。
 

”敬”告

 
 恐い夢を見た。多分、今まで見て来た夢のなかで、類を見ないとてつもなく創造に満ちた残酷なストーリーだった・・。
僕が考えようとしても思いつかない発想・展開で、夢の中でもがいてるのだが段々その苦痛を楽しみだしていた。

 と、睡眠中によく起こる発作で目を覚ます・・・時計は夜中の3時。。
途中で終ってしまったとはいえ、まだ鮮明に話を覚えている。先が知りたかった。

 いつもはまた寝てしまうのだが、起きて次の瞬間”あの恐怖”が甦った・・。

 それは、東北大震災の日に経験した我が家の揺れ。地震時、僕は帯状疱疹をわずらって寝込んでいた。そこへやってきた激しすぎる揺れ。部屋が完全に横にガクガク・ゆらゆら。我がアパートは木造築30年で人が外の階段を登ってくるだけで振動が響いてくるほど、そのうえ横の道を車が通るだけで家がゆれるという地盤の緩さ。

 だから、あの日の揺れは経験した事がない激しい揺れ。家の中で動く事が出来ず。

  『死』を覚悟しました。何も出来ないという人間の弱さを実感しました。。
 だから、もっと頑丈な家に引っ越そうと決意したはず。一度は新居を仮契約までしといて、蟹江さんの葬儀に参列したのをきっかけに思いとどまった。あれはあれでよかった。こうして、まだ無事に生活してこれてるので。
            でも、今、奇妙な夢を見て、またあの揺れの恐ろしさを思い出した。
 人間は平和ボケするもの。すぐ忘れてしまう。震災を直に受けた人の怖さは、経験した本人しかわからない。そうなのだ。まわりがそれをわかろうとしても無理なのだ。。。だから、みんな忘れていく。

  そして・・・”まさか”はやってくるんだ。確実に”来る”とわかっているのに。
家が崩れた時の光景は、映画やテレビで見て来ている。でも、現実に起こった時の光景を見たら、どうなるだろう?
 心は耐えられるか。。震災の経験者は、それを体感した。彼らの中にはいつまでもあの時の恐怖は覚えているのだ。
 
僕らは経験していない。だから、忘れる。。その間に”まさか”は確実に迫って来ているのに・・・・
  
  来年は引っ越す。今ここに宣言する。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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