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図太さも必用

 
 今僕の手元には一冊の本があります。昨日、いつものように本屋をうろうろしてたら見つけて即買いしました。
 市川崑と『犬神家の一族』春日太一(新潮新書)
 まだ、読んでませんが。
血が疼くんです。金田一耕助にならなければ・・。2012年3月千葉にて一徳会「悪霊島」をやって以来ご無沙汰してます。「悪霊島」は野外劇でした。場所作りで、元々砂利の空き地を耕すとこから始めました。舞台上には堀もつくったり、噴水車や農作業用のトラックも芝居中運転したり。初日当日は生憎の雨、お客様にはカッパを着てみてもらい、演者はドロドロの地面での迫真の演技を要求されました。
 タイトルに負けない恐ろしくハードな舞台でした。あれからもう3年が経ちました。やりたくなるんですよ、金田一が。
というより、やり続けなければ”意味がないんです”!記念でやってるわけではないので。頼まれてやるのが一番だし、そうならねばならない。

 演劇界で横溝シリーズというか金田一シリーズをやり続けてるのは我らが一徳会だけです。。舞台でやられてこなかった理由は舞台化の難しさにつきるんでしょう。

 でも、一徳会は舞台化に成功してきました。肝心の金田一耕助というキャラクターも一番厳しい目線のマニアの方々から認めてもらっております。
 
 やりたいんです。もっともっとアイデアをだしてわかりやすく、斬新でおもしろい横溝ワールドをつくりあげたいのです。作品を重ねて浸透させていくこと、しつこいくらいに。
 
 やり続けるんです。。
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 しゃべれ

 久々に夜という時間をテレビを観て過ごした。ドラマとかお笑いには全く興味がないので、教養番組や偉人ドキュメントやスポーツの番組をいったりきたり。たまたま今日が当たりの日だったのか、どれも面白い。19時からちょっとのはずが23時前までつけっぱなしでした。といってもパリでのテロ事件のニュースもチェックしながら。。
  「安心感」はもうない。次は日本ということはあり得るのだから。でもそしたら忘れかけてる地震がくることもあり得なくない。。『まさか』はいつどこにでももう潜んでる世になった。
 そんなこと気にしてたらなんも出来ないとも言われそうだが、どこかに”確かな覚悟”をもっともって生きていきたい・・から、今なんとなくモヤモヤしている。何かに臆病になっている。それをこのご時世のせいにしてるだけなのではないのか。
 来るものはくる。だから、そうなったらしょうがないだけ。恐れてても仕方ない。自分のやりたい事をしっかりやればいいだけなのに。。
 楽しんでない日々かもしれない。お酒も全然呑む気にならない。でも、道を拓いていかねばならない。少しずつ元気を、というか気力があがるようにしているのだが・・。
 で、テレビを長時間観る事に罪悪感に近い意識が根づいてたのだが、今日は色々為になる番組ばかりで気にせず見た。
こういう日があってもいいじゃないか!と気楽に思えなくなってる自分は何を恐れてるんだろう(笑)(笑)。
 
 ミスタープロレス、天龍源一郎選手が昨日両国国技館で引退試合をされました。また、一時代が終りました。
天龍選手、楽しいプロレス・勇気あるプロレス・激しいプロレス・夢あるプロレス・・ありがとうございました。前田日明選手との夢の対決は実現しませんでしたが、間違いなくミスタープロレスな方でした。

 いつの時代も流れている。僕も着実に年をとっている・・・。
 

 上達したいから


ジ〜パンズ第七公演『まれっちゃん』にご来場いただきましてありがとうございました。劇場が八幡山ワーサルシアターに初進出ということもあり、大事な公演だったのですが多くのお客様に観ていただきかなり手応えのある結果でした。
 次なる戦略が大事。。
 
 さて、僕個人としては2ヶ月ぶりに乗馬へ行ってきました。予約したもののやっぱりキャンセルしようかと昨日行くまでにかなり葛藤がありました。そうやって先延ばしにするのが一番危険!高い金だしてるのは自分だし、上達がおくれるのも自分。習い事って、”自分の意志”が強くないと止まっちゃいますよね。
 
 だから、誘惑に負けず行ってきました。今回は通常の乗馬以外に馬装講習を受けてきました。馬の頭につける頭絡・無口の装着の仕方をしっかり覚えてきました。乗馬の回数は増えてきましたが、講習は一回もやってなかったのでモヤモヤがいっきに吹き飛びました。
 で、久々の乗馬だったのですが、常歩はもうゆとりをもって出来るようになってました。そして速歩を!!といきたかったのですが、参加生徒がいっぱいで馬ものんびりやばかりと最悪な回。前が詰まって走れません。。結局最後までダラダラ常歩だけに終りました。
 お金の無駄を感じた回。これがあるので、前にも書きましたがやはり”参加者が少ない雨の日”を狙って行くしかないと実感しました。

 しかし、会員はたくさんいらっしゃるけど、見渡すかぎり年輩の方々ばかり。久々に『若さ』を自分に当てはめられる場です。
 お金がないとか言ってられないですよ、器用でもないし、一流の俳優になるためにはまだ基本線にのってないのだから。。

  ”芸のためなら金は惜しむな”  ほんとに一流になりたかったら、贅沢がなにかもわからないしあれこれ買いたいとか思う隙もないでしょ。ということ。

 あくまで個人

 
 ふと目が覚めた。。今日はジーパンズ『まれっちゃん』の楽日。。。劇場入ってからの時間の経ち方は半端無く早かった。分かってたけど。
 集中してんだなと。作演の静馬さんの作品にはPMC時代から含めて、この七・八年僕はずっと関わらせていただいてる。不思議なもので、PMCの時も最後の方で参加させてもらった僕が、ひとりまだずっと関わってて当初のメンバーさんは誰もいない。。。劇団とかユニットというのは、野球とかサッカーと一緒で、チームでありそれぞれの団体の個性というか手法が現れるんだなと昨日本番中に思った。
 だから、僕は技術は置いといて静馬さんの作品に呼んでもらうごとに作風に馴染む役作りは自然と出来るようになっていた。劇団とかユニットは腐るほどあるから、その個性に反映した役者も様々いるということ。

 何が言いたいかというと、癖が強くなると危険ということ。チーム色に染まり過ぎると新鮮さがなくなる。そういう意味では、今回の作品では僕個人役作りに苦労した。というか、今日で終ってしまうのにまだ楽しくない。楽しければうまくいくという法則もないので、それはお客様総合の評価で判断するしかない。
 僕自身、芝居をすることに心から楽しんでやるということがどういうことかわからない。むしろ、毎回苦しんでます。。。
 普段から、口数は少ないほうだが座組中はメンバーからの印象はほんとしゃべらない人と思われる。今回も劇場入ると余計なことは全く話していないかな(笑)。

 そこは”蟹江イズム”(僕が勝手に命名)を継承してます。黙々と役者をすること。。
慣れ親しんでるユニットで久々役作りに苦労して、また色々感じて次に繋がる。チームではあるけど、今回は今回。今日でこのチームとはまた一区切り。きっちり仕事します。
プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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