原点回帰
38歳になりました。これといった予定も入れてなかったので、めったに行かない横浜でのホテルの仕事を断り切れず行かされるはめに。行くからには楽しんでくるはずが、そういう日に限って一番厳しい人がパートナーになってて、あおられダメ出されで散々。帰りはもうクタクタ。馬車道に寄り赤レンガでビール片手に夜の海を眺めるもカップルばかりで何か違う。日本大通りまで歩いて帰ることに。電車の中でメールをみると、親友からの面白そうなパーティの誘いが来てる。よし、これだ!と返信するも、先着一名の枠にわずかなタッチで外れてしまう。あ~、なんか嫌な出だし。と、しょんぼりかえる途中で最近見つけて気になってた小さな古本屋の前に来たので寄ってみる。下北沢にもありそうで特別な感じではなかったが、一冊の本に手を伸ばす。大辞典の大きさのその本のタイトルは『蜷川幸雄Note1969~2001」。演劇界の巨匠蜷川さんの公演記録である。蜷川さんの舞台はあまり観ないのですが、この本の時代にやっていた現代人劇場という劇団の看板は蟹江敬三さんであり当時の若かりし蟹江さんの舞台写真が何枚も載ってました。僕はこれを探していたんです。僕がここまで芝居の道をやってきてるのも蟹江さんを追いかけてるから(ブログのタイトルkanieもそこからです)で、あのころの蟹江さんを知る上で、この本に載っている蟹江さんの写真から想像がふくらむというか、触発されるというか。はっきり言うと恋してます。
元々五千円するものが二千五百円になってたので迷わず購入して帰ってきました。疲れた一日でしたが、最後にいい事がありました。また、蟹江さんという存在が僕の心に強く再点火いたしました。
元々五千円するものが二千五百円になってたので迷わず購入して帰ってきました。疲れた一日でしたが、最後にいい事がありました。また、蟹江さんという存在が僕の心に強く再点火いたしました。
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