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怖いもの知らず?(中編)

 初の分割ブログになりました。まあそれだけ濃密な話である訳でご了承ください。さて、「広い店内で楽しい仲間と明るく働きませんか」のフレーズで飛び込んだのですが、まず洗礼を受けたのが当時常連客できていた団体さんの中の一人の女子に声をかけれてひどい目にあった話。その団体さんは若い人たちでリクルートスーツをいつも着て何やら会議だか雑談をいつもしてる人達で、きっかけは僕だったのですが、その中にいた金髪の子が飲んでいた飲み物がまだ残ってたのに下げてしまい、ビーン似の部長の許可なくとっさの判断で新しいのを出したのですが、その早い動きに好感を持ってくれたのか、向こうの『電話番号教えて』といういきなり発言で電話番号を交換してしまった。なかなかかわいらしい女子だし、お客と店員でそんな経験もなかったので舞い上がってしまった僕は、早速何者かも知らないその女子と昼間高田馬場で待ち合わす約束をする。僕も大人ですから、こんなうまい話はないなと半信半疑この女子の正体も知りたいという好奇心がそうさせたことを一応皆様に弁解しときます。ほんとなにも知らないまま待ち合わせてました。さて、待ち合わせて来たその金髪女子は色っけない例のリクルートスーツでした。で、まずは駅横のファーストフードでお茶することに。何も計画してなかったのでまずはお茶ですわ。と、5分もしないうちに『じゃ、行こうか』と彼女が言ってくる。マジ、(え?!どこへ!!)である。とにかく僕もこの時まで相手の素性を一切聞かないでこの先の未知なる世界を楽しみたい事しか考えてなかったのが事実である。まあ、いろんな想像をかきたてますが、言われるままに彼女について駅沿いの道を5分くらい歩いてとあるマンションの下へ。と、彼女が急にそわそわしだす、『なんか緊張して手に汗でちゃうね』と一人自分だけが知っているこの先のことにテンパっている。なんとなく、僕もこの金髪女子以外の第三者がこのマンションのどこかで待ち構えてるのだなと察しが付く。僕は『そういうのだったら帰るからね』と前置きをする。漠然としているがもう80パーはわかった。向こうも先ほどと明らかに様子が違う。『大丈夫だから、大丈夫だから』うながされエレベーターに乗り、ある一室へ。入ったその部屋は一瞬学習塾を思わせる殺風景なつくり。しかし、明らかに学生らしき者はいない。いるのはスーツを着た僕よりちょい歳上かおない歳くらいのおにさんが二・三人いるだけ。と、優しい笑顔で導かれテーブル席に座らされると、一見普通のフレッシュサラリーマンっぽいおにさんが目の前に座り、なにやら資料を僕に見せる。そこには、電動マッサージソファーの写真が・・・あ、やはり・・そして後ろを振り返るとさっきまで一緒だった金髪女子はもういない。引っ張りましたが、ねずみこうの巣窟にまんまとやって来てしまった僕でした。そこで帰ればいいものの僕は、目の前のカタログについて熱弁する彼の話を聞きそのあと口説きに入る彼に逆に僕が俳優論を熱弁して、『そこまでおっしゃるのなら・・』と相手を納得させて巣窟をでてきたのは三時間後でした。それから数日間、店には一味らしき人達がいらしてましたが、あの金髪女子には一度も会いませんでした。
 これが入って早々に出会った話。また次回へ。
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プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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