迷ったときはいつも
毎度のことながら、芝居をしてないと心が弱ってきてしまいます。今は特に行動を起こす資金もなく、ある程度のお金は人間やはりもってないとどうしようもないと実感。家でじっと読書をしてきたが、息詰まり散歩にでた。近所の代々木上原まで自転車であてもなく走らせてたら、いつも気になってたとあるビルの二階のCafeの前を行ったりきたり。外観しかわからないがシンプルな看板に惹かれていたお店。こういうとこは500円はかかるから、今の財布事情から、また今度と諦めかなり帰りかけたとこで、ふと最近亡くなられたスティーブジョブズの言葉を思い出す。『今日、死ぬとしたら・・』、勿体ぶってもしょうがない、発見が何かあるかも。急に元気がでて、店に一直線。まあ、乏しい勇気であるが。店に入ると、小さなフロアーにアートチックな席が3組と壁に段差のあるカウンターのみでアートな飾り付けがところどころにあるシンプルな内装。客は僕だけ。店主は全身白の民族衣装ぽいのをまとった僕と同年代ではないかと思われる男性。この店主は「いらっしゃいませ」ではなく「こんちわ!」で迎えてくれた。カウンターに座りアイスコーヒーを頼む。後は静かな空間でノートに思いつく事を走り書きすることに没頭。15ページくらい書いたとこで、今の自分が別れ道の前で悩んでいると仮定して幾つもある道の先に行ってみる。しかし、何も見えてこない。行ってもしょうがないのになんで迷ってるんだと気づいて別れ道の手前に戻った矢先俳優蟹江敬三さんの顔が突然浮かびあがる。そこで、一気に僕の迷いは吹っ飛びました。芝居を始めたきっかけも、トムプロジェクトに入ったのも、今ここまできてるのも蟹江さんと共演すること、そして蟹江さんのような存在になること一心でやってきた。最近はまた何がなんだかわからなくなってたのは、その気持ちを忘れていた。節目節目で気持ちを盛り立てるのは蟹江さんでした。今回は今までになく辛い時期でしたが、原点に帰り余計な事は考えずただ蟹江さんに近づく事、じゃあどうすればいいかだけを.考えていきたい。そうすれば、自ずと導かれてくるはず。なぜなら、蟹江さんに夢中な時は充実していたから。
行きますよ、蟹江さん!!!
行きますよ、蟹江さん!!!
スポンサーサイト