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よみもの

 僕はあまり本を読まないイメージがあるみたい(損な印象)なのですが、読んでますよ~。今おすすめしたいのは2冊。1冊目は小説で吉村昭氏『高熱隧道』(新潮文庫)。山岳雑誌PEAKSに黒部渓谷の記事がでていて、まず歩きたいと思ったのだが、黒部を知るならという事でこの小説をとりあげていたので、早速購入して読みました。読み終えて、壮快というか人間と自然の闘いをここまで熱く読み応えのある文章で描けるのかと感動した。実録もので、昭和初期の難区間のトンネル工事が題材なのだが、たくさんの死者をだしてでもトンネルを掘り続ける、掘り続けねばならない男たちのドラマが作者のリアルな描写で引き込まれてしまう。今ある黒部の経緯を知れた感じで、より一層いつか歩いてみたくなった。
 2冊目は今でている『婦人公論』。すいません、立ち読みで済ましてしまいましたが。インタビュー記事で女優白石加代子さんの去年亡くなられた母親が認知症になったときの事、タレントYOUさんの考え方を読んで心に響くものがありました。どちらも、魅力的な方なので思わず記事を探してしまいましたが、普段は絶対手に取らない雑誌です。でも、男の僕が読んでも恥ずかしくない内容でした。むしろ、読まないと勿体ないです。この記事だけ切り抜いてとっておきたいとも思いました。どこまで真実かわからないけど、色々悩んでる時にはいい話に出会うのが一番かも。
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プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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