fc2ブログ

宿る

 一徳会野外劇「悪霊島」の公演がいよいよ迫ってきた。野外劇である!兎に角、世間には俳優いっぱいいるけど、そこらへんの方々が経験できない芝居をさせてもらってる。過酷でもあり、冒険でもあり、楽しくもあり”俳優として生きてるな~”と実感させてもらってる。勿論今回も僕が金田一耕助をやらせてもらってる訳なのだが、地道に金田一作品も6作目まできた。ご存知の方も多いと思われるがあの名作「悪霊島」を前代未聞の野外で芝居してしまうのである。主宰の石井君が現作の親元である角川文庫にしっかり著作権とってやってるんです(ここすごく大事なこと)。本当に多くの方にみてもらいたい。ただ、外でやるわけじゃない。そこは一徳会です、石井君を中心にメンバーがここにしか出来ない装置、小道具、そしてもっと度肝をぬかれるもんを用意してますんで。観に来ていただきたい。はい、場所は千葉の新鎌ケ谷です!!船橋から東武野田線に乗って15分のとこです。一生になかなか観れるもんでないですよ、ホント。3月23(金)、24(土)日の19時からの二回だけ。あまり、言うとクドいのでこれくらいで。で、僕自身も今日金田一が腹に据わりました。毎回舞台携わってて稽古期間中のどこかでその時々の台本の自分の役がしっくりくる”きっかけ”の時がある。これがくると波に乗れるのだ。これは僕の長年の感覚なんで、芝居やってない方、芝居やってる人でもわからない感覚かもしれない。金田一作品は映画にはなってるが、舞台はまれ。誰も描けないのだ。でも、一徳会にはそれができてしまう才能がいる。セリフは半端ない。芝居に集中したい。しかし、まだバイト、冠婚葬祭行事やら個人的にやらなきゃならないことが詰まってて不安もよぎるのが本音。一徳会のメンバーは公演場所の鎌ヶ谷に泊まりで舞台装置作りもしてくれている。僕はまだ仕事でそこまで参加できていない・・ほんとみんなに申し訳ない。もっと先をみると、来月にはもうひとつ舞台が控えてて、その稽古も始まるのに僕は遅れて参加させてもらうことに。すべてを管理するのはほんと難しい。でもひとつひとつ責任もってやるだけである。だからこそ、今日きっかけをつかんだことがおおきな前進となり勇気が湧きました。『いける!!』と。一流はあらゆる困難を乗り越えてきた人間が与えられる資格だと思う。今僕の境地を困難と言ったら恥ずかしい。既に一流の意識で物事を取り組み、全てを吸収した先に一流の証が待っていると信じている。それには僕一人では達成できない。周りの僕に力を貸してくれる人達あってであることがまず一番の真実であり、感謝の気持ちを忘れない。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR