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 やっぱりそうなんだっ!

 蟹江敬三さんのお別れの会が青山葬儀所で行われました。勿論、予てから知っていたので何があっても行くつもりでした。前日、トムプロジェクト絡みの飲み会があり、わるい焼酎を飲み過ぎたせいで今日は昼までグロッキーでした。一般の参列は二時半からだったので、夕方までやってるだろうと勝手に思い込んでてワイドショウでそのお別れの会の生中継をまず見た。そうそうたる方々が別れの言葉を投げかけていた。蟹江さんの人柄を想像できた。と、葬儀所入り口の看板の画面に切り替わり時間が記されていた。一時半から三時と・・あれ三時まで?不安になり葬儀所に直接電話して聞いてみた。一般参列は三時までだと。30分だけでした。時間を見たら二時半!!!!あと三十分しかないじゃん!!初台から葬儀所のある乃木坂までどれだけかかるのか?考えてる暇はない着替えて四十分に家をでる。あと二十分。チャリで代々木上原まで行き千代田線で乃木坂へ・・・そして葬儀所入り口に二時五十八分に着きました。蟹江さんが導いてくれました。入り口外まで参列者が並んでて、まさに最後尾でした。関係者の参列が押したようです。長い列に続いて中へ入りました。先ほどテレビに映っていた蟹江さんの大きな顔写真が目の前に。。献花で壇上前まで来て蟹江さんを見たらまるで僕を見ているようでした(皆さんも感じれた目線の写真なのでしょう)。すうっと呼吸が弱くなりました。『絶対零度』と『マゼ』に次いで三度目の再会をさせてもらった気分でした。横には喪主の一平さんが参列者ひとりひとりと挨拶されてました。僕も少し話して握手してきました。あくまで息子さんであり、蟹江さん自身ではないからちょっとぎこちない会話になってしまったが。残念ながら、お世話になった奥様には会えませんでした。お顔だけでも拝見したかったのに・・。
 しかし僕は一般の参列に並んだことに恥を感じました。現実では仕方ないのですが、僕も俳優です。関係者として蟹江さんに会いにいけなかった・・それが情けなかった。蟹江さんが「情けない」と言ってるようでした。待ってる時に蟹江さんと共演したことがあり、僕も昔共演した俳優さんが関係者として一足先に献花して遠くを歩いている姿を見掛けた時は立場の違いを痛感しました。
 部屋に帰ると、窓から夕陽がカーテンを通して温かい眩しさで差し込んできてました。その瞬間、ここずっと悩み込んでた引っ越しの事が全て吹き飛んで、この夕陽を感じさせてくれたこの部屋に残るべきだと踏ん切りがつきました。これも”蟹江さんの力”だったのでしょう。。ありがとうございました。”向こう”でも俳優の続きをされてるんでしょう。
 僕にとって今日はお別れではありません。これからも僕は蟹江さんを追い掛けなくてはならないから。。。
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プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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