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 記念で終るか、きっかけになるか

 左足が痛いのに、じっとしていられず昨日は久々にマラソンした。おかげで今日は痛過ぎた。じっとしてられないので・・。病院いい加減行ったほうが良さそうな気がして来た。
 メガロザで出会った若い俳優さんが初の本多劇場に出演するというので観に行ってきました。残念ながらアンサンブル(その他大勢)の役割でだったので、彼の技量ならもっと使ってあげてもいいのにと思ったのですが、劇団側からしたら『本多の立たせてあげてるんだ!!それだけでも感謝しろ!!』くらい言われても仕方ないでしょう。それだけ我々俳優にとって、本多で芝居をやるのは貴重なのです。
 思い出すと僕も実はとっくに本多に2度ほど立たせてもらってるんですが、逆にその後全く縁がないのが寂しいです。芝居人生始めて2年後くらいにトム・プロジェクト「王将」で松尾スズキさんの演出の舞台にいきなり出演させてもらいました。普通は『よ〜しっ本多だ!!松尾さんだっ!!』と大張り切りするのは当然なのに、いえ勿論張り切りました。しかし、僕の人生はいつも筋書き通りいかない典型がここにすでにあったのです。「王将」の前にやった芝居で足を大けがしてて、完治しないままの突入。プロの演劇界のことなど何も知らないから、殺陣があっても怪我は関係なく頑張る。周りの心配をよそに張り切る自分。足は公演前に壊れる寸前になってました。手遅れでした。急遽、役を交代してもらうことに。松尾さんにも呆れられました。
 僕は3役あったので出演はさせてもらえたのですが、一ヶ月間に渡る全国ツアーは足との闘いでもあり、人生初の本多の公演は後ろめたさがいつまでも残った試練の公演となりました。
 あの時は右足。そして、今は左足・・。今度はどんな試練が待ってるのか。。
 初本多が明日で終る彼にとっては、いったい今回の出演でどんな未来が待ってるんだろう・・とりあえず”おめでとう”。
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プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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