忘れるもんか!
今ブログを書いているパソコンの前には、蟹江敬三さんのサインが飾ってあります。99、5、31の日付で。その日はトムプロジェクトの「絶対零度」の公演で蟹江さんは紀伊国屋にいらっしゃいました。稽古生の特権で僕はお手伝いにきてました。その日の公演終わりに岡田社長に呼ばれて蟹江さんのところへ。社長にはずっと大ファンだと伝えてたので、気を使ってコンタクトを取ってくれました。緊張でどうしようもなかったけど、日記にサインを(色紙にすれば良かったのに)書いてもらうことだけは決めてました。
日記を渡すと、蟹江さんは関係ないページも見出しました。と、僕がその当時ファンだった松嶋菜々子のことを書いてたページを偶然めくられてしまい、「なんだ、松嶋菜々子か。」とぼやかれました。もっと好い事書いてあるページを見てくれれば良かったのに、相変わらずタイミング悪かったです。
ほんと、貴重なサインとなってしまいました。サインを書いてもらったあとに、社長が僕の為に何か言ってあげてくれと蟹江さんに頼んでくれて、さりげなく言ってくれた言葉が・・『近いうちいい事あるよ』・・。僕には近々蟹江さんと共演できるのかと思い込んでました。でもそれは実現しませんでした。あのあと、トムの「王将」に出してもらって佐藤二朗さんやクドカンさん松尾さんとご一緒させてもらったことが、”それ”だったのかも。
サインしてもらう日の前に蟹江さんと初めてお会いした時だと思うのだが、打ち上げで演出の鐘下さんと出演者の千葉哲也さんそして蟹江さんがいて、あと手伝いできてた俳優さん数名と僕だけの空間の時がありました。目の前で憧れの方がいるのだから、僕は興奮状態で脇でずっとモゾモゾしてた気がします。御三方はそんな僕を見て、『帽子かぶったら松坂に似てない?』みたいな話で話題にしてくれました。その時だけ蟹江さんの視線を感じれたのがとても幸せでした。*松坂は当時西武ライオンズでルーキーで大活躍してた投手のこと。
春日太一「なぜ時代劇は滅びるのか」(新潮新書)に気になる文が。『かつては小劇場からでも石橋蓮司、蟹江敬三、風間杜夫、柄本明といった時代劇で名演のできる役者も輩出している。彼らに共通しているのは、上の世代へのリスペクトをもって独自に研鑽を積んできたことだ。〜』・・そんなことは百も承知。小劇場の役者はなんちゃって扱いしているが、僕は小劇場俳優のつもりでやってきてなんかいない。役者に何が必要か、20歳で大学演劇始めた時からず〜と考えて、自分に足りないものを埋める作業をず〜と続けている。習い事は当たり前の事として習ってきた。
リスペクトしてなきゃ、僕は蟹江さんをひたすら追い掛けてこなかったろうし、亡くなられた今もこうしてあの方の事を忘れたりしない。能力、技術とかは劣ってるのも百も承知。そんなことより、僕だから、蟹江さんのようになりたいという強い思いで名優になる考えは誰にも負けはしない。。
日記を渡すと、蟹江さんは関係ないページも見出しました。と、僕がその当時ファンだった松嶋菜々子のことを書いてたページを偶然めくられてしまい、「なんだ、松嶋菜々子か。」とぼやかれました。もっと好い事書いてあるページを見てくれれば良かったのに、相変わらずタイミング悪かったです。
ほんと、貴重なサインとなってしまいました。サインを書いてもらったあとに、社長が僕の為に何か言ってあげてくれと蟹江さんに頼んでくれて、さりげなく言ってくれた言葉が・・『近いうちいい事あるよ』・・。僕には近々蟹江さんと共演できるのかと思い込んでました。でもそれは実現しませんでした。あのあと、トムの「王将」に出してもらって佐藤二朗さんやクドカンさん松尾さんとご一緒させてもらったことが、”それ”だったのかも。
サインしてもらう日の前に蟹江さんと初めてお会いした時だと思うのだが、打ち上げで演出の鐘下さんと出演者の千葉哲也さんそして蟹江さんがいて、あと手伝いできてた俳優さん数名と僕だけの空間の時がありました。目の前で憧れの方がいるのだから、僕は興奮状態で脇でずっとモゾモゾしてた気がします。御三方はそんな僕を見て、『帽子かぶったら松坂に似てない?』みたいな話で話題にしてくれました。その時だけ蟹江さんの視線を感じれたのがとても幸せでした。*松坂は当時西武ライオンズでルーキーで大活躍してた投手のこと。
春日太一「なぜ時代劇は滅びるのか」(新潮新書)に気になる文が。『かつては小劇場からでも石橋蓮司、蟹江敬三、風間杜夫、柄本明といった時代劇で名演のできる役者も輩出している。彼らに共通しているのは、上の世代へのリスペクトをもって独自に研鑽を積んできたことだ。〜』・・そんなことは百も承知。小劇場の役者はなんちゃって扱いしているが、僕は小劇場俳優のつもりでやってきてなんかいない。役者に何が必要か、20歳で大学演劇始めた時からず〜と考えて、自分に足りないものを埋める作業をず〜と続けている。習い事は当たり前の事として習ってきた。
リスペクトしてなきゃ、僕は蟹江さんをひたすら追い掛けてこなかったろうし、亡くなられた今もこうしてあの方の事を忘れたりしない。能力、技術とかは劣ってるのも百も承知。そんなことより、僕だから、蟹江さんのようになりたいという強い思いで名優になる考えは誰にも負けはしない。。
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