気持ちわるい気持ちよさ
新聞のテレビ番組欄などあまり熱心に見ないのだが、たまたま見たら”蟹江敬三氏 最後の作品”という見出しの二時間ドラマがやる。発見できて良かった。というか、そういう風に導かれたんだろう。
家でしっかりと見た。もう亡くなってるとは信じられないだけで、いつもの蟹江さんがそこにいた。悔しいが、共演されてた若い俳優さんは自分がやりたかった・・でなければならなかったのに・・・
亡くなられた時は世の中もそれなりに騒いでたけど、もう忘れられている。だから、いやなんだ。蟹江さんのお墓に挨拶に行きたいのに、場所は非公開のようです。
今回の撮影中はきっと体が辛かったろうし、本人も分かっていた時期だったかと思います。同じ画面に立つ事はできませんでした。。。
蟹江さんはコーヒーショップのマスター役。静かに脇を固める役でした。主役の方との何気ない会話の合間に発した『うひひっ』という笑い方は蟹江さんらしい気持ちわるさでした。やっぱり、この方はただの俳優さんではなかったのです。
業界の作り方とはいえ、今日のタイミングで淡淡と放映されたことが気持ちわるかったけど、僕にとってはいつでもいいタイミングです。
蟹江さんありがとうございます。
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