行動力
お金に余裕ないのに、食費を削って本を毎日一冊買ってしまう癖というか習慣づいてます。「名言全文」(名言研究会)星雲社と「世界の果てで大切なことに気づく100の言葉」(宮永千恵)かんき出版を立て続けに買って読んだのだが、ひとつの名言が、この二つの本ではマーガレット・サッチャーとマザー・テレサのふたりから言われている。微妙に言葉は違うが結局言ってる事は同じなのである・・どっちが正しいんだ・・?
その名言は、僕が”太平”という芸名を授けていただいたムサシ堂治療院の新倉院長から27・8歳の頃教えてもらった言葉なので、尚更気になります。
「世界の〜」の本は前から気になってて、気が変わらなかったので買っちゃいました。世界の絶景写真と著名人の名言が集められたよくある本なんですが、これまで見て来た中でも質が高いと思います。そして、何より各ページから昔自分が見て来た景色の記憶を甦らさせてくれる本なんです。
八つ墓村をひとり芝居でやった『ひとり八つ墓村』の時に取材でひとり夜中に高速バスで岡山に行きました。夜中の高速から見えた富士山のシルエットが不気味だったこと・・今でも忘れません。八つ墓村のモデルとなった村へ足を踏み入れた時のこれ以上よそ者は来るなと言わんばかりの村の異様な静けさ・・ホント気味が悪かった。豊川悦司さんが主演した映画『八つ墓村』でロケ地となった岡山奥地の鍾乳洞へタクシーを利用した時の運転手が風変わりだったこと・・。鍾乳洞からの帰りのバスで山を降り、川沿いの道をひたすら走って駅まで向かう間、乗客がひたすら僕一人であったこと・・。
この本は、昔の僕の先を恐れずに芝居のためだけに行動していた大切な思い出を甦らさせてくれます。この本の売り文句(何度でも読みかえしたい本!)は嘘ではないです。
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