劇震
演劇界の巨匠、アングラの元祖、世界の演出家、蟹江さんを見いだした蜷川幸雄さんがお亡くなりになりました。
心に穴が空いてます。役者と言い切るならこの方の舞台に立たないと恥ずかしいと思ってました。それくらい影響力は強かった。80歳。。最近の様態がまたすごい情況で演出されてたと、蜷川さんの舞台にこの前出演された知り合いの女優さんに聞いてました。実は僕も一度お見掛けしてるのです。背が高かった印象。あれだけのパワーはやはり体の大きさに比例してるんだなと納得したもんです。
芝居で関われてないじゃないかと言われそうですが、僕も演劇を貫いてきたひとりとして常に意識してたことは事実なんで。というか、それぐらいの気持ちがなきゃ何で舞台やってんの?ということです。蜷川さんの本もちゃんとありますよ。。
どんどん演劇界を築いてこられた方が亡くなるのは、業界にとっても痛手です。明らかに若い世代の演劇スタイルが変わってきてるだけに、なんか悔しいです。
でも、僕は幸い巨匠と言われる方々の何人かに関われてこれてます(間接的にも)。ほんと、それが幸せです。芝居やってて、そこになにも関われてなくて役者とは言えませんよ。僕はそう思います。昔を知って今がある。。
今風な芝居もいいけど、先人に敬意を抱かなきゃいい芝居なんてとうてい出来ないです、きっと。。
蟹江さん・・蜷川さん・・アングラ万歳!!!!!
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