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 哀しみに気づけ!

 『荒野のリア』がいよいよ巡業に入りました。昨日は第一弾で長野駅すぐの長野市芸術館で夜一公演して参りました。スタッフさんは前日入りで仕込み、キャストは新幹線で当日入り。あっという間に本番迎え、あっという間に新幹線で帰京。
 弾丸です、まさに。スタッフさんはホントこの一公演のために搬入・立て込み・バラシ・搬出とそれが仕事とはいえ大変だろうなと思いやってしまうほど、今回はキャスト業に専念させてもらってます。

 これがほんとのプロの現場なんです。

 で、昨日の長野公演で僕は、ケガをしてしまいました。役で倒されるとこがありお尻を毎回強打してた蓄積から公演後にケツ筋が痛くて座るのが一苦労でした。もっとけがしない倒れ方があるだろうに、夢中でやることだけ考えてる悪いとこをまた気付かされました。

 怪我しないで上手く魅せるのがプロ。プロの現場なのに・・。

 ということで次は京都。幸い一週間ほど空きます。幸いです。ので治します。

昨日その長野に行ってる時に、バイト先でお世話になった女性の訃報が届きました。まだ若いのに癌で亡くなられました。この公演の稽古始めにも芝居関係でお世話になってた男性が動脈硬化でなくなりました。”突然”という言葉でかたづけたくないこと。誰もがいつ死んでもおかしくないんです。でも、2人とも亡くなるには若過ぎます。

もう今更のことで2人はこの世にいません・・・・。幸せだったのだろうか・・2人とも結婚はされてました。残された人間がどれだけ2人を忘れずに生きていくかが大事。

 いつ死ぬかわからない。
「この悲しい時代の重荷は、我々が背負っていかねばならない。」エドガー
『荒野のリア』劇中台詞より

 だれでも悲しみを背負っている、きっと。この悲しみを無駄にして生きてはならない。

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プロフィール

agotonio

Author:agotonio
1973年、埼玉浦和生まれ、AB型。
故俳優蟹江敬三氏を追い続けている。イッセー尾形氏のひとり芝居にあこがれ農大劇研で芝居を始めた。トムプロジェクトの養成所に入り、人生の指針が動きだした。
新日本プロレスをこよなく愛す。
俳優。

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